11月9日 (火)  阿部先生のお話

今日は午前に忌明けのご法事、そのあと岐阜市街のお取越。
午後3時から2時間半だけ時間を空け別院で行われていた、布教団の研修会に参加しました。
この研修会の講師は、来年4月の真宗講座に来ていただく予定の阿部信機先生です、仏教の根本思想「縁起(えんぎ)」についてしっかり講義を受けました。

今世界を揺るがす、キリスト教原理主義vsイスラム原理主義の戦争から仏教の立場は、縁起でありキリスト教やイスラム教のように絶対神をたてない。
つまり、すべての物事は関係によって成り立っている、
この現実の娑婆世界があるから浄土がある、善と悪、生と死、別物ではない。
私の苦悩があるから阿弥陀仏の救いがある。
母親と子どもは同い年である、子どもをさずかった時はじめて母と子どもの関係が成立する。と
とほかにも沢山の喩えで解りやすく説明され、なるほどと、ちょっと仏教の立場とイスラム教やキリスト教の根本的違いがはっきりしました。
必死でお取越参りをし、時間をこしらえ参加した甲斐がありました。

この雑記帳の中で、私のボキャブラリィで今回の講義を全て説明するのはちょっと無理です。
そのことについて、詳しく領解したい方は、来年4月20日真宗講座に来られますので、是非その時においで下さい。

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