9月22日 (水)  久々に北山へ行く

今日は午後から数年ぶりに旧美山町の今島へ行きました。
ここはお寺から山間の道を1時間以上かかってゆく正尊寺の門徒の中ではもっとも山間部に当たるところです。
昔はこの山間部に100戸以上の門徒が有ったそうですが、現在はひとりも人は住んでいないところです。
今回行ったのは、現在住んでいるところにお墓を建てるので、かつての在所今島のお墓を移動する為に遷座のお勤めのためでした。
神崎川に添って細い道を進むと、山に囲まれ空がどんどん狭くなっていき、大きく育った杉林の日も当たらない中にお墓がありました。
案内して下さったご門徒は、昔は学校まで1時間以上かけてこの道を通ったものだ、雪でも降ると午前中かけて学校にたどり着いた事もあった、懐かしそうにお話ししておられました。
苔むしたお墓でお勤めしながら、ここに葬られた方々は、この奥深い山の中に何代にも渡り、浄土真宗のみ教えを大切に皆が助け合い暮らしてこられたことだろうなと、感慨にふけった事でした。