1月25日 (火)  春日村へ行く

今日は朝からお参りも何もなく、事務処理をしていたら、坊守が
「朝のテレビで春日村の何とかというお酒屋さんの奥さんが、薬草で作ったイビキ解消枕を売り出しているそうだ・・・。今日ヒマならいかへん?」
と言ってきました。
春日村は正尊寺から西へ20q、近くで遠いところでした。50年、今だかって足を踏み入れたことのないところです。
よっしゃ行ってみよう・・・と言ったものの道順に自信のない村。
一計を案じ、西蔵坊さんにメール「今日ヒマ?春日村へいかへん?」
速攻の返答「お昼から5時までならお参り無い、しかも、次女微熱で学校休んどる」

行ってきました。
春日村、車で40分ばかりのところにスキー場があるのです。しかも滑っている人は10人位、空しくリフトが回り続けていました。

あちこちで訪ね、薬草枕の発売元は「内藤酒店」と判明、さっそく行ってみると、おばさんが
「今朝テレビに映ってからたいへん、次から次へとお客さんが来て、とうに売り切れてしまった、予約しておいてくれたら後で送りますよ」
とのこと、テレビで放送されるとスゴイ物だなと思いつつも、旦那のイビキで苦しむ奥方たくさんいるのだろう。
坊守は、自分で作るから中身の薬草だけ分けてもらう交渉をし、大袋いっぱいトランクに詰め帰路につきました。

行きしに、道路ぎわで谷水を汲んでいる人を見かけました。
帰りのそこで止まってみると、『教如上人御清水潤いの泉」とあるではありませんか。
教如上人は本願寺が東西に分かれた時、お東の最初の御門主になられた方です。
戦国時代本願寺と時の権力者、豊臣秀吉や徳川家康の勢力争いの間で命を狙われ春日村に逃れ、村人の助けで一命を取り留めた歴史のあるところです。

イビキ枕で本願寺の歴史が今も地域に根ざしている現実をはからずも勉強させてもらいました。

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