10月14日 (金)  奈良へ走る

今日は奈良、三木先生の勉強会の日。この3日間お寺を開けたツケが貯まり、ご法事やお取越の予定がびっしり、法要帳に今日の勉強会の予定を付け忘れていてのだから仕方ない。
午後から岐阜のお取越を必死に済ませその足で、奈良行き集合場所の大垣林雙寺さんへいつもより40分遅れの午後5時10分に合流。M上先生の気合いの入った運転で15分ばかりの遅参で勉強会に参加できた。

今日の講義は現代教学、江戸時代後期から明治にかけての神道や習俗と本願寺教団の関わりにおける問題点の話を聞きました。様々な真宗儀礼や盆参りなどを本分だと思ってあくせくしている私たち僧侶、親鸞聖人からお叱りを受けそうな真宗教団の現状、これらは本願寺第3代覚如上人やその長男存覚上人の教学がすでに内包していたと示唆され、デリケートで難しい問題だなとあらためて考えさせられました。

私たちが遅れたので、お勤めは最後にと配慮して貰い『唯信鈔文意(ゆいしんしょうもんい)』の「能令瓦礫変成金」の所を皆で読みました。阿弥陀如来の救いの目当てはカワラやツブテのような私たち・・・・、唯信鈔文意久々にありがたく読ませて貰えました。

奈良まで足を運ばなければ、お聖経を読めないなぁ〜、とつくづく思い、先生がいつまでもお元気で私たちをこころ良く迎えてくださることを願ったことでした。

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