10月21日 (金)  豆ご飯

豆ご飯、赤飯ではありません、茶飯(お茶で炊くご飯)の中に煎った大豆が入っている。
北山(美山町神崎より山間部に入った地域)の門徒はお取越の時には豆ご飯とケンチン汁を炊く習慣があります。

今日の岐阜のお取越で最後にお参りしたお宅はこの北山の万所出身で、1年間のご法事をまとめ、お取越と三部経をお勤めします。夕刻からの三部経はチョット足に応えますが、お勤めをしている間に三々五々と仕事を終えた兄弟や孫たちが集まってきて、お勤めの終わる頃にはとても賑やかになり、お座敷に机を並べ大人数での夕食が始まります。
このお宅には100才になるお気に入りのお祖母ちゃんがおられますが、ここ数年動けなくなり施設に入っておられ顔が見られないのが残念ですが、その代わりに二人の玄孫(やしゃご)が大きな泣き声で歓迎してくれ、食卓には山で取った山菜や自家製のコンニャクで作った白あえが並び、私のためにわざわざ焼酎まで用意されています。
この玄孫ちゃんが来てくれた5月の初参式を載せたホームページがプリントアウトしてあり、若いお祖母ちゃんが皆に見せながらいよいよ盛り上がってしまいました、つい私も嬉しくなって気が弛み飲み過ぎてしまいました。
http://www.shosonji.or.jp/new/05-5syosan/05-5syosansiki.htm

夜10時も回った頃、代行運転を頼んでもらい無事お寺に帰ってきました。驚いたことにこの代行運転のドライバーがご門徒の弟さんで有ると告げられ、お取越が取り持つ何とも深いご縁であった1日でした。

20051021-1.jpg 20051021-2.jpg 20051021-3.jpg