10月22日 (土)  ホテルで法事

今日は午前中少し遠方の美山町でご法事、急いで帰り昼食をとっていると、午後からのご法事のお宅から電話。
電話にでた坊守から
「今から行く法事、ホテル十八楼だと聞いていた?」
そう言えば・・・・?
危ないところだった、もう少し電話が遅かったらもぬけの空のお宅におじゃまし、肝を冷やすところだった。
街中のお宅では、たまにホテルやホールを借りてのご法事が行われるようになってきた。
ホテル十八楼は鵜飼いの宿として有名なホテルで、鵜飼いや結婚式では何度も来ているが法事ははじめて。
ホテルに向かう途中、頭が混乱していたのでご本尊をお供してくることを忘れたことに気づいたが、もう遅い。
ご本尊が座像や他宗のものだったらまずいな、と思いつつ会場に着きお内仏を見ると、助かった、浄土真宗のご本尊が安置されていた。ただ、お仏壇はお東仕様だが、三具足はお西の形式。
係員曰く
「お供えは東西のご門徒に合わせ、変えさせてもらっています」とのこと、しかも会場内に皆さんと対面する形で私の席がしつらえてある、さすが十八楼やるなと感心。

ホテルやホールの場合、ご院さんの控え室が別室になっている場合が多い、法事の時にはこれが淋しい。
土日の法事ではスケジュールがたて込みいっしょにお斎の席に座れない、お勤めの合間の少しの休憩時間が貴重なコミュニケーションの場、別室に隔離されてはサッパリである。

お経を読む間はなるだけよそ事を考えないよう努力し、休憩の間は五感を研ぎ澄まし、お参りに来ておられる方々表情や会話の内容を観察し、話のチャンスを伺う。
当家だけでなく親戚の方々と思わぬコミニュケーションが取れたとき、とても嬉しくなり得をした感じで、お勤めの疲れが吹き飛ぶのです。

住職からのお願い・・・・
もし、このような会場でご法事を勤められるときは、お勤め会場内に皆さんと顔を合わせられる形で席を作っておくように頼んでおいて下さい。



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