11月21日 (月)  鰻のお斎

今日は北方のお取越日、秋晴れで気持ちの良い商店街を歩いて回りました。
北方商店街は本巣郡の中心としてかつてはたいへん賑わっており、この時期道路の上は万国旗が張り巡らされ、電柱まで様々なデコレーションで飾られ師走に向かう商店街の華やかさがありましたが、近年はちょっと淋しい感じです。

北方の正尊寺門徒は、ほとんどここに店を構えられた方々です。保険屋さんに八百屋さん、酒屋さんに料理屋さんと順々に回っていきます。
毎年この地区のおときを準備してくださるのは、老舗の『わかのや』さん、お勤めが終わると鰻ドンブリが出てきます。
3代100年を越える秘伝のタレで焼かれたアツアツの鰻は格別です、週末のご法事とお葬式での連チャンで疲れ果てた身体には何ともありがたいお斎なのです。

そして一軒また一軒と進むうちに今度はお寿司屋さん、
「ご院さんはお菓子食べなさらんで、茶菓子の代わりにお寿司をどうぞ!」
ちょうど3時、ペロッと頂きました。北方東町の『きらく寿司』ここも3代目になりシャレた店に改装され、ネタもシャリも最高です。

ただ、胃袋が膨らむと、まぶたが重くなる、気合いを入れ眠気を払い払いしながら、日暮れまでかかり何とか北方商店街のお取越終了しました。

このお取越を勤める頃から、北風が一層強く感じられるようになります。
あと40日のお取越、体調を崩さないよう、フンドシを締め直そうと思った事でした。

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