3月10日 (木)  墓標書き

今日夕方帰って来たら玄関先に立派な墓標(卒塔婆と呼ぶところもあるらしい)が寝ていました。
あちゃ〜、と思いました。
近頃はほとんど火葬が主流で滅多に書くことがありませんが、明日のお葬式のお宅はどうもお墓に建てるらしいです。
私はこれを書くのは嫌いです。
元来悪筆の私です、失敗の許されない墓標を書くのは疲れます。
いくら住職の仕事とはいえ5年も10年もお墓で自分の悪筆に出会うのは自己嫌悪に陥り、この仕事だけは無くならないかなあと、唯一この伝統だけは消滅することを願っているのが本心です。

と、思いつつ今日もヘッピリ腰で筆をとりました。

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