3月2日 (水)  助け合い

お昼お参りから帰ってきたら、H師がご夫婦で来ておられました。
前から頼まれていた、金屏風とお参り椅子を借りにこられたのです。
今週末ご自坊でご門徒の仏前結婚式をされるためのもです。

数日前おいでになり金屏風だけを貸して欲しいと言われましたが、老婆心ながら
「腰掛けはあるの?」と尋ねると
「新郎新婦は座るけれども、あとは正座かな・・・」
思わず、
「いるだけ腰掛けもお貸しするから持って行かれたら」と半ば強引にお貸しすることになりました。
せっかく本堂のアミダ様の前で挙式を決意してくださったのに、あとから列席者に
「足がしびれてえらかった・・・」
などと言われご両人やご家族が身の狭い思いをさせないよう、住職たるもの気配りをしてあげた方が良いのではないかと、思ったからです。

四囲の結婚式場は白人のそれらしい外国人を雇いニセ神父に仕立て上げ雰囲気作りをしている昨今、いくら真実の如来さまの前であるとしても、住職としてより良い雰囲気で、感動を得てもらえるような努力を忘れてはいけないと思います。

案外こういう努力は楽しいものです。
正尊寺では仏前結婚式と聞くだけで私をはじめ坊守や法務員さんも、どんな趣向にしようかワクワクしながら段取りしています。

これから結婚式を考えておられる方は、偽物や見かけ倒しのところで一生を誓い合わず、是非真実の如来さまの前でしようと思い直してください。

住職は何時でも相談に乗ります。

仏前結婚式のアルバム
http://www.shosonji.or.jp/new/04-2kekonsiki/04-2kekkon.htm

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