6月7日 (火)  台所改造

昨日から職人さんがはいり台所の改造工事が始まりました。
正尊寺の庫裏は濃尾震災で倒壊し、明治27年に高富町の古家を移築して建てられたもので相当ガタが来ています。
台所は私が中学校の頃、土間のになっていた所を仕切り床を付け改造し三十数年、今に至ってきました。
坊守からは十数年前から台所だけ何とかして欲しいと頼まれていましたが、そのうち庫裏全体を考えなければいけないからと、はぐらかしながら延ばし延ばししてきました。
しかし、4年前の蓮如上人御遠忌からハードよりソフト、建物よりご門徒の教化へと私の考えが固まり、台所だけ最小限の改造で当面はしのごうと云うことになったのです。

張りぼての作り、簡単に壊れるものです、二人ばかりの職人さんがバール一つであれよあれよという間に何にもなくなりました。
ここ2週間ばかりかけ、台所の食器棚や調理用品夜なべ仕事で片付けながら、余りの面倒くささと疲れから愚痴ばかり言っていましたが、たった1日ばかりでこんなになってしまうとは、職人さんには頭が下がったことでした。

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