1月22日 (日)  お華束のお下がりを・・・

報恩講あけの日曜学校、出席者はまた少なくなった。
お勤めとしんらん様のご往生について話を聞いて、庫裏の火鉢へ集合。報恩講にお供えしたお華束(けそく)を炭火で焼いた。
去年は青カビにやられ断念したが、今年は準備万端だ。

「朝ご飯お餅食べてきたしぃ〜、お餅のお下がりなら遠慮しとくワぁ」
といって不満そうにしていた子ども達、いざアミの上でふくれてくる可愛いお華束を見るなり、
「これは私の・・・、さわらんといてぇ」
などなど、色や形、醤油の付け具合など、アミの上で縄張り争いが始まった。

古火鉢に炭、少しアイテムを変えれば興味津々でお華束を喜々として頬ばってくれる。

この辺りのお寺の報恩講でもお餅のお華束から、砂糖やお菓子など手間いらずのお飾りに変わりつつあるようだ。
ご門徒が手間暇掛けてお供えしたものだ、少し手間を掛けいただく準備をし、子ども達にそれとなくその話しながら、目と箸の感覚、そして舌で、仏さまにものをお供えする心が少しは伝わっただろう。
そして、このお華束と報恩講、そこからしんらん様が勧められたアミダ様の救いに必ず頷く時が来るだろうと、箸でお華束をつつき回す子ども達を見ながら思ったことだった。

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