12月13日 (水)  鸞学塾の忘年会

鸞学塾(らんがくじゅく)いかめしい名前だが、この会はもう20年以上続いている。
私が京都から岐阜へ帰ってきた頃、別院で知り合った数名の先輩に誘われ法話の勉強をしようと、法話会を開き始めた。
会名を決めるとき、「アっそぉうかい」と冗談を発したのがきっかけで『僧迦偉(そうかい)』と言う当て字の名前になった。

当時は若い坊さんが集まり、講師を招き布教実演と講師の先生からレクチャーを毎月受ける非常に真面目な会だった。
岐阜教区テレホン法話もこの会の発案で立ち上げ運営した。
だが、会の名前が人をオチョくっているようで評判悪く、メンバーが広がらなかった。そこでもっと真面目な名前と言うことで『鸞学塾』と言ういかにも硬そうな名前になった。

以来20数年、発会当時の青年僧も中年になり、それぞれの分野で忙しくなったり、病気になったり、なかには齢と共に考え方が変わって行く人も出はじめ、10年程前から研修会は開店休業状態になった。
研修会ができなくなってからは、年1回全国の親鸞様の御旧跡や浄土真宗関係のある場所を実際に尋ね回ることになり、唯一続けている活動である。

そんななか、結成から20年滞ることなく続いているのは、旧友を暖め、お取越の疲れを癒し頑張ろうと開かれる、この忘年会だ。
今回も皆楽しそうに食べて呑んだ。

だが、老境に入ったのか、財布の中からトランプのように診察券を出し、お医者さんの評判比べと持病の数の競い合い。我々ロートル組の話題が変化しているのと、はじめて参加した若院さんの溌剌とした姿を見るにつけ、50の齢を越えた我が身にチョット寂しさも感じた。

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