5月2日 (火)  朋、遠方よりきたる

今から15年ほど前、正尊寺を手伝ってくれていた恒松くんが久しぶりにやってきた。
彼は竜谷大学の大学院時代に毎週末、東海道線と樽見鉄道を乗り継いでやって来て、土日のお参りを助けてくれていた。
学校を卒業してから、実家の熊本県人吉市に帰り、お寺と布教に専念し、今では熊本教区の若手布教史のリーダー的存在になっている。
今回正尊寺へ寄ってくれたのも、名古屋別院のお説教のご講師として招かれており、そのついでに立ち寄ってくれた。

夕方、昔のように樽見鉄道に乗ってやって来たので、夕食を一緒に食べながら盃を傾けようと思っていたが、今日は夜7時から別院で勉強会があり、そのことを話したら、
「私も阿部先生には熊本でお会いしている」とのこと。
一緒に勉強会に参加したあと、夜遅くから食事をし杯を重ねながら、懐かしい話であっという間に午前様だった。

学生時代正尊寺を手伝ってくれた若者が、今は皆立派な僧侶として全国で活躍している、その姿に接することも喜びだが、彼らが口をそろえたように
「正尊寺でお参りの手伝をする中、そのご門徒さんに育ててもらいました」と言う。
正尊寺を縁に、この言葉を聞ける僧侶になってくれることは住職冥利に尽きる。

明日からの5連休を乗り切るパワーが湧いたひと晩だった。

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