5月24日 (水)  お寺を支えているもの

今日は本山で全国の教区専従員(別院の職員さんなど)研修会があった。私は職員でないので門外漢なのだが、キッズサンガ計画を全国に浸透させるるには各教区の職員さんがどれだけ頑張ってもらえるかが命であり、その情況を見極めるために出席させてもらった。

本山と教区(一般の本社と支社)上意下達ではではなかなか意思統一が図られないようだ、、各地方それぞれの状況が違うようで、キッズサンガ計画も全国のお寺に浸透していくには沢山のハードルがあるとしみじみ思った。
だが、本山の部長さんや職員は今回の計画は、宗門の未来を左右しかねない大切な事である、という認識がその熱く説明される姿から私は感じられたが、全国から集まった専従員さんにはどう写ったかは分からない。

午前中で会議は終わり、今回も参拝志納部で沢山の免物(ご本尊やお脇掛)を受本山を後にした。
今日は時間にも余裕があるので、遠回りして帰ることにした。

びわこ大橋を渡り滋賀県守山市にある、赤野井別院や聞光寺、錦織寺といった湖東の御旧跡を回った。
中川北組の総代会で毎年行く研修旅行の下見になったら、と思いやって来た。
赤野井別院は蓮如上人の御旧跡で、立派な伽藍であるが常駐の輪番さんや職員はおらず、60戸の直参門徒が毎日二人ずつ順番を決め、朝8時から午後5時までお庫裏に詰め、お仏飯をたてお掃除をしお守りしてみえる。

突然訪れた私に、気持ちよくにこやかに対応されるお二人のオバサンの姿の中に、難しい教義教条だけでなくご法義を大切思う心が、500年こうしてしっかり別院を維持できた事だと思いつつ、午前中の会議で数々出た原理原則での質問や意見を思い出し、浄土真宗のお寺や別院本山といった組織が何によって支えられてきたのか、あらためて考えさせられた。

ともあれ、8月の研修旅行で総代会や組内法中とこうした所に来れたらと、道路や駐車場の確認に精を出した。
ただ、びわこ湖畔は旧道とバイパスが複雑に入組み、カーナビ通りに進むといきなりとてもバスが進めないような村中の狭道になり、行きつ戻りつしながらバス道の確保には時間がかかったことだった。

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