5月29日 (月)  妙好人を尋ねて

御旧跡巡り第1日目、鳥取市青谷にある願正寺に早朝着くと、皆でお勤めしご住職から因幡の源左同行についてのお話を聞かせたもらった。本堂で源左さん等身大パネルも入り集合写真を撮り、お庫裡でお茶をよばれながらの質疑応答では、お念仏をしながらアクティブに動かれた妙好人源左さんの実像を感じられた。

青谷を後に寝不足で重たい目蓋をこすりながら、日本海にそって松江出雲という観光地には目もくれずひたすら西に向かった。200qもない移動だが、一般国道だと一日かかる夕方やっと温泉津(ゆのつ)に着いた。
島根県石見(いわみ)地方は浄土真宗のお寺がたくさんあり、和上さんや妙好人をたくさん排出した。その中でも浅原才市さんは温泉津温泉街で下駄を作りながら、多くの歌を詠まれた。
才市さんがお聴聞に通った安楽寺では、ご住職からゆっくり才市さんについてお話を聞き、念仏の土徳の再確認が出来た。
ただ、お別れの前に看板を出し写真とりお寺を後にする時、若坊守さんから小声で「看板の字間違っていますよ」と指摘をされ、思わず身が縮こまった。才市→「才一」となっている。
勉強不足の旅行集団の珍道中、本性露呈の瞬間であった。

宿泊は超ひなびた温泉津温泉街の「輝雲荘」、来年には石見銀山が世界遺産に登録されるようで、温泉街もそれを当て込んで街興の計画中とのこと、このひなびた良い感じの最後に遭遇したようだった。。
外湯で地元のオッチャン達と熱い風呂に入り、長い移動の疲が癒された。

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