7月12日 (水)  プロの技

真宗講座が終わり一息つく間もなく、きのうから岐阜北税務署の財務事務官なる方が二人おいでになりました。

15年ぶりの定期(?)源泉徴収(お寺は宗教法人なので関係者の給与手当の税金を徴収し納める)状況の調査ということで、過去5年間のすべての帳簿類の点検。

蒸し暑い中、気もそぞろでお参りにまわり、帰ってくるとお座敷に直行、一方はひたすら帳簿を繰り書き写し、もう一方は持参の小型複写機でコピーとり、思わず「デジカメで撮ったのではダメなんですか?」と、尋ねたら笑い飛ばされた。

近頃は資料のPDF化で事務所がすっきりしただけに、税務署さんの倉庫にはどれだけの資料が溜まっているのか見たくもなった。

しかし、山のような資料の中から、不備な領収書や記載日付の間違いなど次々質問がふってくる、さすがプロの事務官さん目を見張る技には頭が下がった。
こちらは1年以上前のことはサッパリ忘れてしまっており、一瞬凍り付くこともあったが、記憶の糸をたどりながらお答えし、お寺とは如何なるものか知ってもらいたいと、ご法義のことなども話しながらフレンドリーな時間が過ぎた。

当初は3日間の予定であったが、必死の協力の甲斐あって「明日は署の方で整理しますから、もう資料片付けておいて下さい」と、帰って行かれた。
お二人の財務事務官さん、立ち会ってくださった税理士さん、そして坊守に私、皆にお疲れさまでした、と言いたい気分である。

※財務事務官さん「写真はこまる」と言われたので、ぼかしました。

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