11月5日 (月)  頑張る姿

今日も終日お取越参り。
そんななか、最後にお参りする予定のお宅が、岐阜市鍵屋の妙圓寺さんの門前。噂に聞いている大改修どんなになってるか見られるのが楽しみ。
なんとか明るい内にと思っていたが、秋の陽はつるべ落とし、どっぷりと暮れてしまった。
だが、せっかくだからカメラを出し新築された山門を一枚。本堂へ目をやると電気が付いている、そうろと扉を開けるとまだ職人さんがいる。内陣の修復で蝋色(ろいろ)屋さんが漆の光沢を出すため磨いていた。

この作業が終わり、金箔彩色を施したら見違えるような本堂になるだろ・・・・

今年の7月に前住職が亡くなられた、この完成を見ずに逝かれたことは残念だが、法友の若いS住職、悲しみを堪えこれだけの大仕を事段取りよく進めていることに感服した。
工事現場を見てウキウキしながら疲れを忘れ、今日最後のお取越をお勤めすることができた。

そして、お勤めのあと当家のおばあちゃんとの話の中で、
「来年は夫の50回忌、乳飲み子を背負い50年頑張って来れたのは、目の前でいつも見守ってもらっている妙円寺さんの阿弥陀さんのおかげ・・・」
と、今の改修を心から喜んでおられた。

地に着いた護寺教化が、都会化した中でチャンと相続されている現実を感じうれしく、ラッシュの渋滞も気にせず帰って来れた。

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