11月9日 (金)  シロアリ駆除

今日はお参りの段取りミスで結構空き時間ができてしまい、気が抜けたのか風邪に押され喉が痛くゴロゴロしていた。
そんなとき都合良く、シロアリ駆除の業者さんがやってきた。

夏の終わり、めったに開けない離れの玄関框がボソボソに成っているのを発見。この離れは正尊寺では最新の建物(築22年)庫裏はあと数年で解体予定なので、シロアリだらけだけれどあまり気にしていない。
だが、この建物を喰われるのは絶対阻止しなければ成らず、地元のA建設に依頼し駆除と修繕をお願いした。

あちこち食い散らかされたが、構造材への浸食は少なく胸をなで下ろした。
虫食い被害の用材は大工さんに取り替えてもらい、やっと今日消毒してもらえる段取りとなった。

犯人はヤマトシロアリ、(株)トライムのしろあり防除施行士さん曰く、
・ヤマトシロアリはこの辺りならどこの地中にもいる。
・目は見えないが嗅覚が鋭く、たえずエサになる木を探している。
・直射日光には弱いが、コンクリートの裂けめなどを利用し上手に補給路を確保する。
・女王蟻の巣はたいてい地中にあり、消毒でそれを全滅させるのは難しい。
・建物の基礎部分のクラッシュや隙間まで薬剤を注入し、木部はすべて消毒しておかないといけない。
・蜂の巣のようにつついたらシロアリが回りに拡散することはない。
・シロアリも子孫を残すために知恵や技術を身につけ必死なんです。
等々、色々シロアリについて知識を得た。

結果、ホームセンターで売っているアリ駆除スプレー缶では太刀打ちできないことが解った。
だが、スズメバチの巣のようにつついたら一気に飛び出し、被害が広がることもないと解り、チョッと安心した。

暇もあったので、職人さんとの話の中に出てきた成長制御剤系のシロアリハンターという駆除薬をネットで探し、オークションで少し安価に落札した。
チョッと気長に庫裏回りのシロアリの巣を攻めてみることにした。
チベットのお坊さんなら目を三角にするかも知れないが、門徒さんから預かったお寺の建物を守るには致し方ないだろう。

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