4月15日 (日)  芋観桜

きょうは不思議なご縁だった。

午後からの法事で、お参りに来ていた方が
「ご院さん本巣の文殊で、イモ何とか?という珍しい桜が満開だと新聞にでていたが、何処にあるんやね?」
と尋ねられた。

根尾の薄墨桜なら知っているが、文殊といえばすぐ近く、あちこちに桜の木はいっぱい見かけるが、固有名詞がついて新聞にのるような桜は見たことも聞いたこともない。
イモたこナンキンなら先日までNHKで見ていたが・・・・

法事が終わり、宝珠のTさんから「田んぼを埋め立てるのでまたお勤めして欲しい」と頼まれていたので伺った。
前回は2年前の初夏だったが、この辺の風景も変わり、今度はコンビニになるそうだ。

その時のblog↓
http://shosonji.sakura.ne.jp/diary.cgi?mode=popup&y=2005&m=10&d=27

お勤めが終わると、Tさんがいきなり
「ご院さん少し時間がないかね・・・イイもの見てもらいたいんやけれど・・」
不思議な顔で、愛想笑いしていると、
「イモ・・桜が、いま満開やで、ぜひ見てもらい・・・」

午後の法事での質問と繋がりができた、思わず本気笑顔で
「どこに有るんやね?ぜひぜひ・・・お願いします」
と車に乗せられ、連れて行ってもらった。

宝珠の一番奥の家から、さらに柿畑の農道を進むと、山裾に大きな桜の木が現れた。

根元には天然記念物『芋観桜(イモミサクラ)』と看板まで作ってある、写真を撮っている間にも人が次々登ってくる。
隣の柿の木には、投光器が設えてある、すると中川北組の総代研修会によく参加される、Z永寺門徒のMさんがやってきた。
Mさんは文殊瓦を生産している丸五製瓦の大将。
なんでもこのMさんがほねおって、ライトアップしているとのこと。

田舎の田んぼの虫たちが取り持った、チョットした不思議なご縁だった。

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コメント〈http://cgibbs.mmjp.or.jp/bbs/show/www.shosonji.or.jp/bbs〉
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