6月26日 (火)  龍谷末学

先の真宗講座でご出講いただいた、霊山和上から丁寧なお礼状と小包が届いた。
恐縮しながら小包を開けると先生の本と、一行物の書が入っていた。

さっそく、それを持って門徒の表具屋さん『加藤翔龍堂』に走った。
表具屋のご主人
「いい字ですね・・・上等の表具にします」
とのこと。ところで
「龍谷末学とありますが・・・・どんな方ですか?」

かつて、法友の布教使さんから恥かき話を聞いたことをお思い出した。
彼は布教史駆け出しの頃、たまたまお取り次ぎに行ったお寺の『御講師芳名帳』を見ていたら「龍谷末学○△」という記帳を発見し
「末学か・・・・僕にピッタリ (^_^)v 」と、それから招かれたお寺の芳名帳に「岐阜県○市 龍谷末学○野△晃」とサインをするようしたそうだ。

ところが数年後、「龍谷末学」は和上さん(本願寺の教学における最高の学位勧学・司教)が入れられる肩書きと知り、顔面蒼白、穴があったら入りたい。
次回、同じお寺にご縁があったら、まず芳名帳で自分の書いた「龍谷末学」のところに黒塗りしたいと、真っ赤な顔で話していた姿が思い出された。

最高の教学を身につけた和上さんが、自ら「末学」と名乗られる、浄土真宗の教えは阿弥陀如来の前で、その慈悲を感ずれば感ずるほど自らの姿があきらかにされてくる。
親鸞様が自らを「愚禿」と名乗られたように・・・・

つい先週、その教えを「末学」と名乗られる和上からお聞かせ頂いたとことを沸々と思いだしながらも、赤面しながら話を聞いた法友の顔が重なり、思わず笑みがこぼれてしまった。

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