11月18日 (火)  知らぬと言うこと

きのう、理容組合の法要が終わったあと、カメラを抱えた方がおいでた、今頃新聞記者かな?
訪問理由を尋ねると欄間彫刻の写真が撮りたいとか?名刺を渡され大学教授と判明た応対が変わった。
http://www.gifu-nct.ac.jp/techno/data2003/2003a/A2.pdf

江戸末期名古屋を中心に活躍した「瀬川治助」の彫刻を研究中とのこと、正尊寺の欄間がその作品らしいと噂を聞き訪ねておいでたそうである。

この欄間、平成13年の内陣修復の折、枠裏補強と木地彩色を施し、作者のサインは見えなくなってしまっている。
残念がっておられる先生に、修復に出す前一応デジカメで撮影しておいた記憶をたどり、パソコンから裏書きの写真を探し出した。

水野先生曰わく
「10年程前この彫り師についての作品集的本を出版したが、こんな作品が残っていたとは・・・すぐ近くの学校に居たのに・・・」と残念がっておられた。

常々良い彫りがしてあると自負していたが、名のある作者とはいっこう知らなかった、作者名は見えなくなってしまったが後世にその事を伝えておかなければと、無知なることを反省したことだった。

・・・デジカメが壊れた?画像がセピアならぬ赤色になってしまった。
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