11月5日 (水)  玄孫の代まで

きょうは正尊寺庫裏建築委員でもあるEさんのお祖母ちゃんの葬儀があった。
このお祖母さん享年103歳、葬儀壇脇にはたくさんの供物がありその中でも『玄孫(やしゃご)一同』とい書かれた篭盛が目を引いた。
このお祖母さん7人の玄孫(曾孫の子)がある、昨年の初参式に参った赤ちゃんとは1世紀の時差である。
お母さんに抱かれた子↓
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この子のお兄ちゃんには「ヒヒ祖母ちゃんのお棺担いでね!」と頭をさすりながら言い、会場を慌ただしくあとにした。

午後3時から第6回目の庫裏建築委員会が開かれた。当然E委員は欠席、検査入院のK委員が欠席であったが、設計士を交え契約内容の確認と今後のタイムスケジュールについて協議はスムーズだった。
設計契約も行われ、いよいよ具体的な設計に至る意見交換では様々な意見が出された。

特に木造2階建ての1階部分に4間×6間半、52畳の大広間を配置したいと願う住職の基本コンセプトに対し、設計士から集成材の梁による工法の説明がなされたが委員さんからはいろいろ質問がなされた。

とくに、最低100年は庫裏としてその機能を果たさねばならないが、集成材で大丈夫かという、新建材に対する耐久性について疑問が寄せられた。
建築基準法の変更で、集成材を構造材に使うようになっての歴史はそんなに長くない、未だ国内で100年以上経過した実績がないだけに皆さんそれを心配されている。
そのあたり、皆さんが安心できるように設計士さんへの宿題が出された。

今日の葬儀から、1世紀つまり5世代のに相当することを思いながら、そんな世代の多くのご門徒が、ここでお斎を食べたりお座を開いたり、よくよくそこらあたりを勘案し、玄孫の代まで使う庫裏の設計をしなければと考えさせられた。

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コメント 〈 http://9108.teacup.com/shosonji/bbs 〉
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