12月2日 (火)  ちょっと慌てたら!

きのう根尾の西光寺さんから「報恩講に『坂東節(ばんどうぶし)』をします、良かったらお参り下さい」とメールが入っていた。
今日ならなんとか時間が取れそう、お取越参りを急いだ。

同じ町内で隣の字までの移動だった。
交差点からいきなり赤旗を振って人が出てくる、狭い道スピードは出ていない、ブレーキを踏み慌ててシートベルトをたぐり寄せたが、旗振りのお巡りさんの薄ら笑いを浮かべた顔がすぐ横にあった。
あ〜ぁ・・・シーベルト着用違反一点減点。罰金は無いものの、またゴールド免許が高嶺の花になった。
http://shosonji.sakura.ne.jp/diary.cgi?mode=popup&y=2006&m=9&d=2
その時お参りに行ったお宅のお嫁さんに、今遭遇したことを話をすると
「そうなんやて!家のすぐ前でドぃやらしいぃ。私も車庫から出し、走りながらシートベルトをしようとしていて捕まったことがあるんやて」
と、
街中の路地での取り締まり、ひっきりなしに空き地へと釣り上げられる車、揖斐署もうまい場所を見つけたものだ。

さて、お昼からは真っ青な空と、赤や黄色の落葉の中を根尾谷を北上した。
なんとも気持ちの良いドライブ、もちろんシートベルト着用。

西光寺の報恩講、ご講師のN村さん、や心やすい法中のS木さんと歓談し、内陣出勤し正信偈をお勤め。経段だけ終わると退出、替わって下陣に揃いのお衣を纏った3人のお東のご院さんが入場。

沈黙で合掌礼拝のあと、いきなり体が前後左右に揺れだし、抑揚があり絞り出すような声で念仏和讃がはじまった。
お参りのご門徒衆も何が始まったか、というどよめきが起こったが、だんだんとその抑揚一緒に揺られたい感じになるのが不思議だった。

東本願寺では報恩講の御満座に、親鸞聖人がご流罪で越後に向かわれる海路、日本海の荒波で木の葉のように揺れる船の中でも一心にお念仏を称えておられた、そんな古事を偲ぶお勤めだそうだが、3人の息もピッタリ合い、見事であった。

過疎化で減少しているご門徒さんに、すこしでも多くお参りしてもらおうと、趣向を凝らした報恩講を勤められるご院さんの姿勢に頭が下がった。

-------------------------------------------------------------
コメント 〈 http://9108.teacup.com/shosonji/bbs 〉
-------------------------------------------------------------

20081202-1.jpg 20081202-2.jpg 20081202-3.jpg