2月20日 (水)  北の大地へお聴聞

今朝暗いうちに家を出て、中部国際空港からヒコーキに乗り薄雲の隙間から白い頂の山々を見ながら北海道へ着いた。
今日北海道へ来たのは、いつも少年連盟でお世話になっているAさんのご自坊である、夕張市長沼町のS報寺さんへお参りするためだ。ここ3日間S報寺さんでは連続公開講座が開かれており、その法座のお聴聞を口実にご住職やご家族、ご門徒さんにご挨拶がしたいと思ってのことだ。

前々日、Aさんには自己完結でお聴聞におじゃまする旨、メールを入れたのがいけなかった、坊守であるAさんが直々運転し駅まで出迎えに来ておられた。
助手席に座り道中、
「今から法座が始まるのに、坊守さん不在で大丈夫?」と訪ねると。
「大丈夫、門徒さんがすべて運営していますから!」
とあっさり、白銀の世界を指さしながら長沼町のあちこち説明しながらアクセルを踏まれ30分ほど、S報寺にについた。

雪の中に現れた伽藍は立派だ、境内には一杯の車が止まっている。だが、本堂の向拝が雪の山に埋もれている、???
「向拝は落雪で危険なので、会館から出入りするの・・・」
なるほど、会館の玄関前は融雪装置で雪はなく、一歩中にはいるとホカホカだ。
北海道では暖房が何よりのご馳走と聞いていたが、汗が出るほどのご馳走とは恐れ入った。

それと、ご講師の名前を見てまたまた驚いた、年末岐阜別院の報恩講で聴聞し損なった、富山の藤島秀夫先生である、北の大地で良いお聴聞の時間がもらえ、不思議なご縁だった。
http://shosonji.sakura.ne.jp/diary.cgi?mode=popup&y=2007&m=12&d=5

そして、時間目一杯話をされるご講師、お昼にお座が終わるとご講師は次の会所へ、Aさんはその足で札幌別院でキッズサンガ推進委員会へ出席、わたしも連れられていった。
ここまで来ても、やっぱりキッズサンガに落ち着いてしまう、不思議な北の大地になった。

今回S報寺さんをお尋ねしたのは、Aさんには少年連盟で4年間お世話になったお礼と、これからも頑張ってもらえるようにご家族共々願いしたかったからである。
ただ、あまりの賑々しい法座で落ち着いてご住職とお話しができなかったことは心残りとなった。
けれど、お寺の活動の姿を見て、Aさんが宗門全体のために働いてもらうことに応援してもらえると確信が持てた、30年ぶりに札幌の地に立ち、やってきた甲斐があった。

S報寺坊守さんのブログ↓
http://www.seihouji.jp/diary.html

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コメント 〈 http://9108.teacup.com/shosonji/bbs 〉
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