3月15日 (土)  みんなでお聴聞

今日は曽我屋の超宗寺さんで真宗講座が開催された。
ここは境内に幼稚園がある関係から、毎回土曜日に開催され、お坊さんがお聴聞に馳せ参じるにはけっこう厳しい。
今回もお昼のお座には、院代さんのT君と坊守、夜のお座には私と法務員のS君と手分けをした感じ。それも間に合うかどうかギリギリでの滑り込みとなった。
午後七時寸前に駆けつけると、向拝の受付には小学3年生の新発意(しんぼち:お寺の跡継ぎさん)さんが一人で受付をしている、この法座を開催するのに、家族総出で結構大変なんだなと思ったが、きっと新発意に迎えられてご門徒は喜んでおられるだろうなという風景だった。

ご法話は浅井成海先生、いつののように身体を前後に揺らし、先生のお味わいをお同行に投げかけられる。昼の部の法然様のお話は聞き損なったが、親鸞様の信心と還相回向(げんそうえこう)のお話し身にしみた。
今年の法事での法話は22願をについて話しているだけに、先生の味わいの深さ、とても勉強になり頷きっぱなしであった。

私を含め坊守や法務員さん達、だんだんとお聴聞の楽しさが解ってきて、よそのお寺へ厚かましくお参りすることが平気になってきた。
門徒の人たちにももっとお聴聞するよう、如何に勧め尻軽にするか、考えてみようとも思った一日だった。

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