1月20日 (火)  第8回建築委員会

きょうは午後から第8回目になる庫裏建築委員会。
今回は会議に先立ち、11月寺山から切り出した用材の確認のため、大野町の丸平建設へ午後1時半集合した。
用材切りだしのBlog↓
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委員8名と坊守が応接室でお茶をよばれ、丸平建設工場について説明を受け、土場に並べられた用材の確認。
材木の皮を剥き梁などに使うべく、柱に成りにくいチョッと曲がった木を加工している建物に案内された。ツルツルの表面になった2本の木は良い曲がり具合、玄関吹き抜け目付きの良い梁になりそうだった。

ただ、その工場の中にうず高く積まれたケヤキの柱や板「よう乾燥させた銘木沢山持ってやねぇ」と、それぞれの委員さんその切り小口に手を当て美味しそうに眺めておいでた。

その後の工場見学では、昭和の終わりころ、アメリカから輸入された大断面集成材で建てられたプレカット工場を見学し、集成材に対する偏見が少し緩和されたようだった。

大広間と木造という在来工法の難問を抱えて紛糾してきた建築委員会であるが、この工場の見学によって解決の糸口が探れたようにも感じた。

用材見学を終え正尊寺に戻り、見学に間に合わなかった委員を含め、20分遅れで建築委員会が開催された。
設計士から前回の意見を踏まえた図面の提示と、木造と鉄骨の比較が説明され、特に1割以上鉄骨構造だと経費がかかることが明らかになり、委員の意見も伯仲した。
2時間以上の検討の結果、大広間を囲う部分の梁は充分な強度の保てる大断面集成材を使うことに決定し、純木造の構造で設計を進めることに決まった。

ただ、示された建設概算金額は3年前この計画をスタートさせた時点の予算を遙かに越えている。
予算的にその間をどう埋めるか今後の課題は山積である。

3月の次回委員会までにはパースとよばれる立体図と、本堂との間にある大玄関の修復を踏まえた設計図など、いよいよ具体的な細部にわたる設計図面の作成など、設計士に多くの注文がなされた。

ともあれ、木造二階建て延べ面積200坪の庫裏新築に大きく一歩前進したような会議であった。

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