12月4日 (金)  庫裡の片付けで

いよいよ師走に入り、正尊寺は殺気だってきている。
お取越と年末年始そのあとの報恩講へと、ただでさえ小忙しい時期、報恩講明にはすぐ庫裏の解体が待ちかまえている。
ここへ来て庫裏の片付けはラストスパートのようそうになってきている。
その様子の庫裏新築Blog↓
http://syosonji.exblog.jp/d2009-12-02

お参りの合間にお寺に帰ると・・・
「ちょっと、ごえんさん、これどうするか見てみてよ!」と声が掛かる。
坊守では廃棄か保管か判断出来ないような古めかしい物がタンスや地袋の奥から出てくる。

古めかしい木箱、中を開けると古い紙片が一杯入っている。
順番に見ていくと明治時代の田んぼの証書が一杯出てきた。
昔話で聞いていたが、戦前まではけっこう田んぼを持った地主のようであったらしい。

もう1個の木製手提げの中には、昭和20年代前半、生命保険の管理表のようなカードが入っていた。
戦後農地解放で困窮したのか、先々代が保険の代理店をしていたようだ。

濃尾震災で半壊し建て替えられた現在の庫裏、この110年の間、正尊寺の歴史を刻んできたのだなあつくづくと感じ、新たに建て替える新庫裏も門信徒と共にこの先100年歩めるよう、手抜かり無く完成に漕ぎ着けねばと思った、古木箱2個だった。

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コメント 〈 http://9108.teacup.com/shosonji/bbs 〉
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