3月6日 (金)  一通の葉書

きのう丁寧に墨書された葉書が届いた。

ホームページを見てわざわざ日曜学校を見学に来たいとのこと。現状の説明のため葉書を下さった方に今日電話を掛けた。

正尊寺日曜学校は今瀕死の状態である、毎週日曜日朝は子どもたちがやって来るのを待っているが0人の時もある。
まず4人も集まってくれれば上等である。行事の時ならともかく、昨年度から普段はこんなものである。
だが、日曜学校に関してHPはそれ以前の所で止まっている、過去ログを見て見学に来ようと思われたに違いない。

新年度早々春休みでは子どもが来ないかもしれないし、ちょうどその日は県外での法事、朝はゆっくりしていられない、その現状を説明し、期待には応えられない旨お話をした。

住職の気持ちとしては、たとえ一人でも来てくれれば、それで嬉しい。けれど、対外的には見栄も張りたく、そんな所の写真や記事はHPに載せていない、チョッと反省したことだった。

しかし、電話で話をしていると広島県江田島の出身で、中央の養成委員をしておいでるT谷先生のお寺のご門徒であることが解った。

子どもの頃、常朝事(じょうあさじ:毎朝お勤めと法話)に参ったことや、定年を迎え子どもたちにご法義をお伝えするお手伝いがしたい、という願いで通信教育を受けられたと話された。

筋金入りの安芸門徒、頭が下がりつつ、卒業式の後わざわざ一泊し来寺して貰うには申しわけなく、夏のキッズサンガの折にでもチャンスがあったら来て下さいとお願いした。

4月から始める「親子お経教室」なんとか軌道に乗せ、若い親さんの理解を得ることによって、賑やかな日曜学校の復活に力を注がなければと、気合を注入された一通の葉書のご縁であった。

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