8月30日 (日)  まだまだ、捨てた物でない

昨夜おそく、突然に京都に下宿している息子が帰ってきた。
盆明けにしばらく帰れないと京都に戻ったはずだが、聞けば・・・インフルエンザの蔓延で部活動が3日間活動禁止になり、暇ができ帰ってきたようだ。

家は賑やかになってイイのだが、夕方には早速トラブル発生。
お参りから帰ると「財布が失えた・・・」騒いでいる、ただでさえ庫裏の片付け物で苛ついている坊守が一段と疲れている。
すでに相当の時間捜しているようだ、「朝からの行動ちゃんと反芻してみなさい・・・・自転車で出かけたとき外で落としたのではないか?」というと、絶対そんなことはないと息子は反論。

ともかく、財布の中には学生証・保険証・キャッシュカードなど、少しのお金より大切な物が入っているのだから、外で落としたのかもしれない一応は交番に届けていらっしゃいと指示をした。

しばらくすると、面目無さそうに息子が帰ってきた。
「どうやった・・・」
「交番に届けられとった・・・」
と、ポケットから財布を出して見せた。
数千円の現金もカード類もすべて揃っていたそうだ。お巡りさんの話では市役所の所に落ちていたと届出があったが、名前も言わず預けていったとのこと。

今日は衆議院の選挙、その為に来た人が拾ってくれたに違いない、現金が入っていたにもかかわらず、そのまま交番に届けられる、政権交代になったが、まだまだこの地の人情は捨てた物でない、とつくずく思った。

夜には、仏壮の役員が再来週のバーベQの相談、選挙速報が気になるようだったが買い物などの段取りはできたようだった。

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