2月9日 (火)  火鉢の歴史

平塚家具から電話があり、夕刻墨俣まで走った。
頼んであった大火鉢の修復、出来たという連絡で確認のために出かけた。
平塚家具の洒落たショールームに入るとそこには、チョと時代的にちぐはぐした感じで、鎮座していた。

ショールームに入りなり平塚社長は「年代物やね、大正時代の物とは思わんかった・・・」とのコメント?
火鉢の裏側に名前と年が書いてあったとのこと、普段は灰が入っていてけして裏返すことのない火鉢だけに知らなかった・・・
ピカピカの銅板眩しいコブ根の火鉢をひっくり返すと『大正14年3月』と墨書、寄進者の名前も大きく書かれていた。
85年前の代物、新しい庫裡になってもこれだけは残したいと思っていた、その思いに応えるが如くの発見であった。

ついでに、新しい庫裡の玄関の顔として置きたいと考えていた箱火鉢も捜してきたと。
鉄刀木(たがやさん)の無垢材で作った立派な箱火鉢が展示してあった。
http://www.fuchu.or.jp/~kagu/mokuzai/87.htm
四国から捜し出してきたと言う本物の箱火鉢、ネットオークションの貼物とは違い、重厚で肌触りも最高、お値段もしっかり・・・・玄関横の控えの間に置き、炭火でお華束でも焼きながら、門徒接待の時間が持ちたい・・・・そんな願いを叶えるには、ここは腹を決めねばならない。

100年先に残る本物として、庫裏完成までに台座と塩梅の良いキャスターまで付けた形で考えて欲しいと、腹を決めてきた。

-------------------------------------------------------------
コメント 〈 http://9108.teacup.com/shosonji/bbs 〉
-------------------------------------------------------------

20100209-1.jpg 20100209-2.jpg 20100209-3.jpg