7月11日 (日)  仏壮旅行2日目

朝6時、朝野屋自慢の露天風呂に浸かったが、空からは冷たい雨粒が容赦なく降り注ぐ、天気予報は当たっている、ちょっと辛い研修旅行になるやに思われた。

湯村温泉からソバの町出石(いずし)へ50q強山道であったが、1時間そこそこで着いてしまった。
雨はシトシト、いくら小京都と言っても傘を差しての散策は歩が進まい、お腹も減ってないし時間を持てあまし、蕎麦屋でビール組とコーヒー組に分かれ暫く歓談となった。

昼食の時間を1時間ばかり早め、11時そこそこには出石ソバの早食いが始まった。といっても腹時計はまだ午前、追加の皿ソバは無かったようだ。

そして、定刻より1時間早く旧出石郡但東町役場の図書館に併設された、東井義雄記念館に到着、館長さんが来られるのを待った。
http://www3.city.toyooka.lg.jp/toui-kinenkan/index.html

道中のバスの中では、この記念館で流されているDVDを館長さんから送ってもらい見ながら来たので、事前学習はバッチリだった。

東井先生の蔵書が収められたドームの中で、衣川館長さんから更に詳しい説明をして貰った。
その中で、衣川館長さんは東井先生の実際の教え子で、隣の本派寺院仏教壮年会の会員である事も話され、いよいよ親近感を持ちながら、ナマの東井先生のお姿を教えて貰った。

記念館からは館長さんが軽トラックでバスを先導、東光寺の寺下にある顕彰碑
「拝まない者も おがまれている
   拝まないときも おがまれている」
の前でまずは記念写真、館長さんにシャッターををして貰った。
「雨も少なく記念写真は傘も差さずに撮ることが出来ラッキーだった。

東井先生のお寺、東光寺本堂にあがると、お庫裏さん(東井先生の息子さんの奥さん)が手作りのトチ餅とお茶を準備し歓待して下さった。

約1時間、東井先生やご主人の思い出を聞かせていただく中に、先生が平易な言葉で表されたアミダ様の救いがヒシヒシと伝わり、目頭が熱くなりっぱなしであった。

今回の研修旅行『山陰の妙好人をたずねて』と題し出発したが、その目的は間違いなく仏壮会員それぞれに届いたようだ。
確かな弥陀の救を受け取った妙好人という方が、言葉としてあとに残った者へ残して下さった、その宝の言葉を妙好人が息をした同じ空間で味わい、その言葉を生み出したアミダ様の働き感じることが出来た。

その後もたいした雨には遭わず、午後8時過ぎ無事正尊寺まで帰ってきた。

詳細は行事アルバムにて
http://www.shosonji.or.jp/new/new.html


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コメント 〈 http://9108.teacup.com/shosonji/bbs 〉
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