5月18日 (水)  不愍に思う

今日の庫裡での葬儀、いつも元気印で日曜学校に通って来ている子のお母さん、闘病3年頑張ってこられたが、小学校三年生の一人息子を残しお浄土に出発された。

むかし聞いたが覚えだが
「親の葬式、子のまつり」
年端もいかない子供にとって、親の葬儀の全容は理解しがたいだろう。
悲しみより、大勢の人たちが集まり賑やかなお祭りのよう感じ、はしゃいでしまうことを言った諺らしい。

8歳の子、お通夜に大勢の友達が参列すれば、一緒に遊びたいだろう・・・・
葬儀の長いお経は眠たくなるだろう・・・

その姿を、斜め45度から眺めながら、そんな諺を思いだし、不愍でたまらなかった。
これから年齢を加えると共に、寂しさが増してくることだろう。

ただ、この親子は「キッズサンガお経教室」もずっと一緒に通って、共々にアミダ様の前で念仏称えていた。http://shosonkids.exblog.jp/
一緒にお浄土の蓮の華にいずれ載っかる話も聴いて、往生する意味も感じてもらっていたはず。

これからも、いろいろ子ども達の気を引きながら、また遇える世界がちゃんと有ること、実感できるキッズサンガを続けなければならない、と誓わずにおれないご縁を今日はもらった。

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コメント 〈 http://9108.teacup.com/shosonji/bbs 〉
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