6月6日 (月)   美濃四十八座 宝来の光照寺

きょうは2箇所での葬儀てんてこ舞いだったが、日暮れにはすべてのお参りを終了させ、坊守と一緒に大野町宝来の光照寺さんへ向かった。

すでに7時半は回っており、小気味の良い節柝(せったく)のリズムに乗って阿弥陀経の大合唱が、遅い日の入りの境内に漏れ広がっていた。

向拝(ごはい)には揺らぐ灯明が、風情ある寺号を浮き立たせ、3重に並んだ履物を照らしている。
美濃四十八座では座主が私服でお聴聞の時には、門徒式章をかけさり気なく門徒同行に同化するのが流行っている。

ご多分に漏れず、持参の大遠忌記念式章をかけ、本堂隅に座った。
農繁期、しかも月曜日の夜座だがほぼ満堂、広島からおいでた若い先生だが、他力の念仏を取り次ぐ力のこもったご法話ありがたかった。

この時期、屋外にはカエルの念仏(?)、堂内は蛾や蚊も一緒にお聴聞、味わい深い真宗講座だった。

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