12月25日 (火)  法林寺柿

お取越もあと5日の最終局面、今日は本巣の柿名産地法林寺(ほうりんじ)地区のお取越、丘陵地の柿畑は袋をかぶった柿が少し残っているだけ。
反面、軒先には冷たい風に晒される干し柿の簾が出来上がっていた。

柿の実が 無くなり 鳥が来なくなり 柿の木一人 黄昏れており

そんな詩を思い出しながら、年々老齢化されるありがたいご門徒の姿を目に焼き付けながらの報恩講参りである。
柿の盛りには亥鹿蝶ならぬ、猿もガメ虫も炭疽菌も集まってくるのに、今はひっそり正信偈の声だけ響き渡っている。

ハチヤと呼ばれる渋柿の渋みが、寒風と太陽の光によって、甘い干し柿に変わる、ご法義の味わいを山村から教えもらいながら、あとひと息29日の全門徒お取越完クリ目指し、頑張らせてもらおう。

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