7月15日 (日)  美濃四十八座 浄妙寺

日曜日の美濃四十八座は初めてのこと、午後の法事を済ませご講師との会食に間に合うように夕刻池田町白鳥の浄妙寺に向かった。
途中、揖斐川を越える辺りからバケツをひっくり返す勢いでの雨、道一つ向こうの駐車場から境内までの間、傘を刺していてもビショビショになった。

ここ10日ばかり九州ではこんな雨が降り続いているのだろうなと、報道される被害に心を馳せながら、本堂へあがった。

浄明寺さんはここ3年ばかりかけ本堂の大修復を行われ、屋根や外回り、縁側から内部まで新築かと思えるほどピカピカになっている。

夜座までまだ時間があるが、総代さんが受付で待機されている。
これだけの事業を推進された総代さん方、今回は満を持しての真宗講座、時間外に現れた私への対応を見てもその気合いが感じられた。

昼座は超満堂、余間まで一杯に座ってもらっての事らしく、お年を召した総代さんもこんなに参詣者で埋まった本堂を初めて見たと、チョッと高揚気味で話される。
“建物を存続させるために門徒中力を合わせ修復したのでは無い、ご法義を伝えていくために頑張ったんだ!”
そんな思いの具現した姿を感じておっしゃるに違いない、こちらも胸が熱くなった。

浄妙寺の若院さん、門徒のそうした思いに応えるべく、第1回目はご講師に松月先生をお願いされたに違いない。
超多忙な師がちょうど東海道を静岡の教覚寺へ向かう移動日が今日で、ここしか空いてないと言う状況から、日曜日の真宗講座になったのだろう。http://oteranohon.cocolog-nifty.com/nikki/2012/07/post-1abf.html

美濃四十八座は日程ありきでご講師をお願いするので無く、各会所寺院がお願いしたいご講師の都合に合わせ開催日を選択する、だから立派な法要やお斎、イベントや組織の動員が無くても満堂になる。

古くて新しいスタイルの法座、確かな手応えを感じさせてもらった、こけら落としの真宗講座であった。

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