1月8日 (火)  敦賀へ走る

今日は早朝から仏教壮年会から5人が完全装備で、草刈り機を持って集まってもらえた。
報恩講を前に土手に生えた球根葉っぱを刈りに来てもらえたのだ、快晴5人掛かりだと午前中に掃除までしてもらえたようだった。
住職は正午前に、久しぶりに自宅葬のため谷汲へ向かった。
これも大勢の参列者が庭に行列を作っていて、お天気だったのが何よりだった。

さて、葬儀を済ませ寺に帰り、ナビゲーター用に坊守を乗せ、鉛色の空に向かい出発した。
今朝、法友からメールで福井県美浜町の熊谷住職のお寺が焼け、住職も亡くなったとの連絡。
さっそくネットで調べるとやはり、かつて福井教区少年連盟評議委員で本山の役の時に支えてもらったご住職だった。
居ても立ってもおれず、葬儀だけ済ますとあとは院代さんに任せ、若狭を目指したのである。

ご自坊には初めてお邪魔をするのだが、そこに本堂があったのかすら分からないほどに、焼け落ちた残骸を目の当たりにして、合掌するしかできなかった。
3階建てのお庫裡の屋根はぽっかり穴がき、室内はほとんど焼け焦げていた。

坊守さんとお話しはできたが、原因は本堂後門あたりの漏電、奥さんが119番へ電話している間にご院さんは、ご本尊を出そうと本堂に入り火炎に巻かれたとのこと・・・
共にキッズサンガの未来を語り合ったご院さん、教化熱心で正義感いっぱいの方だった、ご本尊様だけでも・・・と、火災の停電で真っ暗闇の本堂に突入されたのだろ、話を聞きながら悔しくも残念で成らなかった。

ただ、若さんともお会いでき、涙ながらに父の遺志を継いで頑張りますと聞かされた時、きっと乗り越えていってもらえるだろうなと、安堵の思いも抱きながら、再び岐阜に向かい帰ってきた。

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