3月11日 (火)  法事の席で

本日の法事は平日とあって、お祖母さんの古い年忌、リタイアされた弟妹が集まってのアットホームだった。
休憩中に年忌のお祖母さんの出身についての話となり、ご主人が菓子箱にしまった古文書を出しておいでた。

見れば明治5年、まだ太政官発布などと言う明治維新の頃である、どうしてここに有るのか良く解らないが見せてもらった。

その当時はそれぞれの家の氏神と師匠寺が明記され、当時の強い寺壇制度を垣間見た。
現在はこうした家と寺との制度的な関係が希薄になりつつあるだけに、150年以上前の制度が崩れても、ご法義で繋がる関係をよりいっそう深めねばならないと感じた。

ちなみのこのお宅には、本願寺12代門主准如上人の木仏点検の証もあり、400年以上かかり近江から美濃へ渡ってきたご本尊、不思議なご縁だった。

お参りの少ないご法事チョッと寂しいが、こうした興味深い茶飲み話のできるのはまた一興である。

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