9月18日 (木)  100年前を思う

お参りに行った先で、「こんな物があるが3年前に行った本山の大遠忌と関係があるのか?」と尋ねられた。
小さなお厨子に入った親鸞聖人の彫物の御影(那智石のような素材)を出してこられた。
お厨子の裏には『宗祖六五十年御恩忌法要記念』と金文字で書かれており、さっそく写真を撮って帰りFacebookでその出所を全国のNet仲間に尋ねてみた。
大方の意見では、100年前東本願寺が下付した法要記念品ではないかという意見で纏まってきた。

ともかく100年前、明治44年に宗祖の650回大遠忌は勤まっている、当時の写真では20日間で100万人が参拝し、京都駅から本山まで地響きのような念仏の声でごった返していたという。

当時は日本中の本願寺のお寺では、法座が立つと満堂になっていたと言われる。
それを昔話にしてはいけないと、美濃四十八座が興された。
今日も夜座にはお通夜を済ませ滑り込むように、長良八代の妙徳寺さんへ四十八座のお聴聞に出かけた。

ウイークデイの夜だが、外陣に並べられた椅子はだいたい埋まっている、今の世相から言えばスゴイ事だが、100年前の熱気を思うとまだまだ努力の余地はあると思う。

これから2ヶ月は美濃四十八座の開催目白押しである、100年前にスリップさせるような仕掛けと情熱持ち続けなければと、ご真影のミニチュアを見て考えさせられた。

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