12月7日 (木)  どうなる池野教堂

今日は午後別院で池野教堂の処遇についての会議に出席せよとの連絡、揖斐川以東の寺院にとって池野教堂は馴染みが無い。
実際どんな所かも知らず会議に出ては面目ないので、少し早めに出て池田町経由の遠回りで別院に行くことにした。

池野教堂は明治15年に近隣住民が聴聞の為説教所として創設され、明治29年立派な本堂が建立されて、当時繁華街で有った池野地域での念仏道場として栄えたようである。
しかし、昭和に入り独立寺院化できず教堂という本願寺の別院として現代まで至り、お世話をする僧侶も亡くなり、本堂の修復もままならず平成21年本堂を除却し、併設の庫裡書院を改装し細々と毎月の常例布教だけ続けられているようだ。

実際池野の場所を探し行ってみると、参道入口がなかなか分からず町内を一周する羽目に、空き地はいっぱい有るが街中の道路は細く路地ばかりだが、何とか参道を入りと境内は広々と立派な石灯籠が建ち往時の興隆が偲ばれるが、片隅の小さな建物しか残っていなかった。

鍵も開けてあったので中へ入ると、床の間にご本尊が安置され道場の形になっていた。
境内や建物の中は掃除の手も入り、管理されているようだが、これからの将来を考えると地域の聞法道場としての役割も終わったようにも見える、どう考えたら良いのか悩むところであった。

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