8月29日 (火)  比叡山下見

中川北組では毎年研修旅行を企画する。昨年は本山団参があったのでスキップしたが、今年は七高僧の六祖、源信和尚(げんしんかしょう)千年紀も本山で勤まり、そのお墓参りも兼ね比叡山に登ることを目的とした。
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比叡山延暦寺は一山様々な坊舎が有り、浄土真宗と関わりのある場所を効率よく参拝するには、本やネットで調べても解らない。
そこで、叡山に造詣の深い大野の陽勝寺住職に尋ねると、「付いていって教えて上げましょう」と、副組長の西光寺さんと三人で下見に行くことになった。

さすが、高校大学と夏休みや春休みは比叡山大乗院の小僧をして、回峰行の経験もあると豪語されるだけあって、下見と言うより一日天台集中講義と言った研修会バリだった。
最初は坂本の天台座主の里坊滋賀院(根本中堂と同格)で門跡の小林隆彰大僧正と歓談してから山に上がった。

山上の延暦寺会館で研修会本番でも昼食となる、精進会席を琵琶湖を俯瞰しながら食べ、回峰行のような下見行脚となった。
比叡山では衣袈裟を着ているとどこもフリーPass、直射日光を受けるとまるでサウナスーツを着て運動するみたいに汗だくで歩き回った。

無堂寺谷の大乗院でご開山ソバ食いの御影も間近に参拝、東塔西塔横川と、現在どの様な修行が行われているか、細かな説明を受けながら、iPhoneを見ると18,000歩を越え新記録達成だった。
夕方5時過ぎ源信和尚の墓所へ参った、山腹に広がる名も無き行者の沢山の墓標、比叡開山1200年、世俗を離れ修行の途中に命終わって行かれた僧の思いが伝わってくる感じだ。
その一角に玉垣や鳥居まで設えた源信和尚の墓所へゆっくりお参りした。

下見のつもりで計画したが、自力と簡単にスルーしてきた比叡山、現場に立つとご開山と源信和尚の求道のエネルギーもらえたような気がした。

ただ、ふくらはぎはピクピクし、つりそう・・・身体には応えた下見であった。

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