Diary 2004. 12
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12月31日 (金)  大晦日

大晦日、朝から雪です。
外回りの準備昨日の内にしておいて良かった。

年越しの準備最終段階、本堂のお荘厳の点検し鏡餅をお供えします。
お正月にいただくお餅切りもわたしの仕事、そして、明日の元旦会の準備へと進みます。

元旦会の御流杯に使うお屠蘇の準備、越後の銘酒『越乃寒梅』に金箔をふんだんに使い金粉入りのお酒にします。
お参りの方全員に配るお酒です、元旦早々一片の金箔も入ってないとガッカリさせないようにという、住職の気配りです。

隣の杯を見て「ワシの金粉は多い、少ない」と自慢や不平を言わないようにしてもらいたいものです。

あとは甘酒作りと除夜の鐘のカウンター代わりの108個の豆煎りが済めば大体完了、皆さんが集まってくるのを待つばかりです。

雪のちらつく年末年始もまた風情のあるものです、是非お参り下さい。

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12月30日 (木)  大晦日の準備

いよいよ今年もあと1日、今日は小忙しく動き回ります。
除夜の鐘に備え鐘楼や境内のライトアップのために投光器のセット。
焚き火用の木材の搬入や炉の準備などなど、久しぶりの労働作業、電話がかかったりお客さんがみえたり、その度に一服吸いもって、結構時間がかかります。
この3ヶ月正座には耐えられるようになりましたが立ち仕事の肉体労働は超軟弱になったようです。
途中ホームセンターへ買い出しに行ったりなんやりで、作業を結構残してしましました。

毎年のことですがこうして慌ただしく年の瀬を迎えています。

明日の除夜の鐘は午後11時45分頃から突き始めます。
ご家族揃ってお出かけ下さい。

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12月29日 (水)  無事お取越が終わりました

師走らしく少し冷たい雨が降りました。
10月から始まったお取越参り予定通り710軒全てお参りが終わりました。

今日の夜は慰労と忘年会を兼ね家族全員で食事、総勢17名年の瀬ということもあってどのお店も満員で予約が取れずちょっと焦りましたが、大野町の焼き肉屋さんに集合しました。

この慰労会も年々人数が増えてきています、ありがたいことです。来年からはもっと早めに予約を入れておこうとも思いました。

明日からは正月準備、少し身体を動かしまします。

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12月28日 (火)  お葬式

早朝、岐阜に戻りお取越参りをダッシュで済ませ、院代さんと一緒に30分程山間の道をお葬式に出かけました。
今日のお葬式は享年99才のおばあちゃん、あと5日長生きされていれば享年100才になったのになぁ、と思いながらお勤めをさせてもらいました。
このお宅は正尊寺門徒最北限、美山町万所に最後まで住んでおられた方です。
かつて北山村といわれたこの地区には200を超える世帯(現在は廃村となり居住者はいない)があったそうです。
山や谷に閉ざされた村です、この村の中での血縁は複雑です。数代さかのぼればほとんどの家々が親戚です。
この25年お取越や法事へ行くたびに、その姻戚関係のお話を聞くのですが、バレーボールのフルセットラリーのように途中からどの様に繋がったか解らなくなってしまいます。
今日もお焼香の名前を呼ばれ出てこられる方の中には、この方とここはどんな関係だったのだろうか?と、お勤めをしながら不謹慎にも悩むことしきりでした。
葬儀の後、初七日を勤められたのでその疑問を尋ねながら、「ふ〜ん・・、なるほど!」少しはむすぼった糸は解けましたが、また解らなくなった姻戚部分も出てきました。

当家のご主人に、「いっぺん、紙の図面に表してちょうだい、そうしておかないと孫達の世代になったら、どんな親戚か解らなくなるような気がしますよ」と頼んだことでした。
この村はほとんどが真宗門徒、村中親戚のような入り組んだ家系ではありますが何百年も、お念仏と共に助け合いながら生きてこられた、そしてののおかげで今こうして生まれ生きていることがより具体的に分かるような気がするからです。



12月27日 (月)  本山で会議に出席

今朝からは本山での少年連盟の会議のため京都へ来ています。
さすがに年末のこの時期いつも様々な会議のために一杯になっている本山の会議室も誰もいなく、会議案内の札が掛かっていたのは私たちの会議室だけでした。
少年連盟の委員さんは皆それぞれのお寺でお参りだけでなく様々な活動をしておられ、年内にはこの日しか調整がつかず年末ぎりぎりでの開催になったわけです。

私にとっても今年最後の会議出席ですが、暖房の効いた部屋で腰掛けての会議いっとき睡魔との戦いもありました。
会議終了後、本山事務局も交え忘年会もあり、少々のアルコールと和室で膝つき合わせての歓談の中、気がつけば少年教化について熱く語っていました。
おうおうにして、会議室より酒宴の席の方が相手の考えがよく理解でき、話がまとまっていくような気がします。

世間ではこうした議場以外での相談や根回しは批判されますが、わたしはディベートで相手を打ち負かし、自分の思うように物事を進めていくことはイマイチ苦手です。
今日もこうして委員さんや事務局と一緒にアフターを共にしたことはとても有意義でした。

今晩は京都に泊まりますが、明日朝イチでで岐阜に戻り、全クリまであと一歩のお取越参りとお葬式がまっています


12月26日 (日)  正月のお花

今年最後の日曜学校、何か楽しいことをと思いみんなで正月用のお花を作りました。
蔵から朱色のお椀を出してきて、それを花器にしての正月用フラワーアレンジメント、みんな楽しそうに作り、結構上等な正月花になり、本人達も大満足、
おうちの玄関に飾るのだと、大事に持って帰って行きました。

こんなに喜び作るなら、正月前はこれを定番にしようかなと思ったことです。

お花を作ったあとはお琴のおけいこ、ボランティアで指導して下さる市川先生1年間ご苦労様でした。


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12月25日 (土)  法林寺のお取越

お取越もあと5日、ゴールは目の前。
いつも25日は富有柿の産地、法林寺という地区のお取越日、ゴール寸前の安堵感と共に、この地区のお参りにはウキウキするものがあります。

この地区は昔から何処のお宅のお子さんも日曜学校に来てくれます。
それもちょっと離れているために親さんが車で送ってこられます。
今日は土曜日、懐かしいい顔が見られるかなと思ってお参りしていると。
「ご院さんお久しぶりです」と15年近く前に日校を卒業した娘さん。
「大きくなったね、は失礼かな・・・・」
こうして、年頃のお嬢さんとごく自然に会話を楽しみながら、親子三世代が揃いお正信偈を一緒にお勤めする。

日曜学校を続けて来てよかったと実感できる日でした。

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12月24日 (金)  ピカピカ

今日は奈良での三木先生勉強会、朝からダッシュでお取越参りをして午後早めに帰ってきました。
本堂の前に見慣れない若い衆が何人かいました。

よく見ると、そろいのジャンパーにモップを持ち掃除をしています。
プロ掃除屋さんだとわかりました。

昨年、本堂の縁をリフレッシュ工事をし、ワックスを掛けてもらった、ブルーアイランドの職人さん達です。
その時の約束で、毎年一回のメンテナンスに来てくれているようです。

今回は、洗浄剤で表面の汚れを取り、アメリカ製とやらのの水性ワックスを塗って雨や雪、埃からの保護膜処理をしてもらいました。

正尊寺の縁は平成2年に総ケヤキで張り替えましたが、こうしたメンテナンスのおかげで、14年もたった今でも新品同様、ピカピカです。

一昨年までは、坊守と何日もかけワックスがけをしていましたが、家庭用の道具で素人作業、ムラムラになっていましたが、さすがプロは違います。
午後から来て3時間程の作業で帰って行かれました。

技術・経験・道具がそろうと違うものです。

※このHPを御覧のご院さんで、浜縁をピカピカに保ちたい方メールを、業者さん紹介しますよ。




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12月23日 (木)  踏んでしまいました

今日はこの冬一番の冷え込み、朝から目の回りがムズムズし、くしゃみがでて今一体調がよくない。
夜には気合いを入れるためにスポーツジムへ行って40分思いっきり泳いできました。
水泳とサウナ、そしてプールサイドのボンボンベットで小一時間惰眠を貪ったら、目のウルウルもくしゃみも完治です。

うちに帰りパソコンを立ち上げHPを見ると、ちょうど8000番、自分で踏んでしまいました。
今までのペースだと年内には到達しないかなと思っていましたが、お取越でネットが繋がっていそうなお宅では、宣伝怠らずの結果かな?と自己満足です。

お願いの度に、掲示板にメッセージを残して下さいと頼んでいますが、皆さん遠慮気味のようです、どうか遠慮せずどしどし書いて下さい。

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12月22日 (水)  坊守も頑張る

今年もあと残すところ10日、だんだんとお正月が近づいてきました。
お参りの途中家に寄ったら、坊守が花を生けていました。
「正月の花か?えらく早い準備だなぁ」
すると
「今日、隣のおばさんと一緒に梅の木を切りに行ってきたんやてぇ。年の瀬は小忙しいから枝物だけでも、予備の花瓶(かひん)にいけとるんやがねぇ」と、
早々とお正月に本堂にたてるお花の準備か、坊守も気合いが入っとる。

昨夜買ったばかりの一眼レフのデジカメで撮ってみました。

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