住職雑記

Diary 2008. 1

1月3日 (木) 送迎係

今日も正月休み、かといって何もすることがないのが、何とも侘びしい。
チョッと息子のご機嫌取りに、
「スキー場へ連れてってやろうか?」
とちょっかいをかけるとすぐ乗ってきた。
さっそく、友達のＹ君を誘って段取りができ、春日村の国見岳スキー場までのアッシー君になった。
今年は元旦から西美濃でも雪が降り、春日の山奥はけっこう積もっていた。

昨年の国見岳スキー場↓
http://shosonji.sakura.ne.jp/diary.cgi?mode=popup&y=2007&m=1&d=2

私は子どもたちの送迎係、チョイチョイと２往復するつもりだったが、スキー場近くの駐車場に上がる坂道で、進まなくなった。
ＦＲのワゴン車、駆動輪がひたすら空回り、日本中を駆け回った車だが、雪道には弱かった。

車を降り、後続車に頭をカキカキ
「すいません、さがってもらえますか・・・」
とお願いし、バックでロッジからは相当離れた第１駐車場で子どもたちを降ろした。
送迎係の面目丸つぶれ、カッコ悪かった。

さすがに、お迎えの時には４Motionの車に乗り換え出向いた。
ロッジ隣の駐車場に入れ呼びにいくと、息子が
「又あんな遠いところまで歩くの？・・」
と言ったが、
「そこまで上がってきた・・」
とチョッとは面目躍如のお出迎えであった。

今年のお正月は平穏だったが、あっという間に２日間の休日が終わった。

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1月2日 (水) 再び三河へ

昨日は元旦会が終わってからは、何をする気力も涌いてこず、一日寝正月。
今日は一日家族揃って、時間ができた。朝寝ではあったがお昼前から全員揃って、暮れに本堂が全焼した三河の教蓮寺さんへ火事見舞いに出かけた。

昼過ぎ教蓮寺さんへ到着すると、三門前の掲示板には、本堂焼失のお詫びの言葉、そしてその横には年末年始の行事や報恩講の案内が書いてある。
本堂が無くなっても教化は休まない、住職の姿勢には頭が下がった。

境内にはいると、焼けた本堂は全て撤去され、その場所には六角形の小屋が建てられ、本尊が安置されていた。
その前で手を合わせながら、何とも感傷的になってしまったが、再興に向かっていこうとする強い思いが感じられた。

ご住職はお参りに回っておれ、うちの娘とハワイ研修で仲の良かった娘さんも外出中であったが、もう暫くしたら帰宅といわれ、坊守さんからゆっくり状況を聞かせてもらった。
またもや話を聞き、類焼を免れたお庫裏や書院の本堂との接合部を見るにつけ、良くここで火が止まったものだと感心させられた。

その後、帰ってこられた住職や娘さんも交え暫く話もした。
除夜会や元旦会、今まであまり顔を出さなかった門徒も結構お参りに見えたそうだ。
この逆縁を教化のご縁にという転換が感じられ、そんなことを話す住職の姿勢に将来が楽しみになり私も嬉しくなった。

帰りの車中では我が家族と、きっと１０年もしないうちに立派な本堂が再興されると皆で話しながら帰ってきた。

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1月1日 (火) 謹賀新年

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申しあげます。

元旦会開始時刻の３０分程前から雪が降り始めたが、午前１０時にはほとんどの席が埋まり、門徒寺族会わせ１５０名以上でお正信偈をお勤めできた。
今回からは、本典総序を皆で唱和もした、なかなかイイ感じであった。ただ、昨夜あわてて作ったプリント、ルビを間違っ振ったところが１ヶ所有り、元旦早々反省・・・・。
御流盃も日曜学校ＯＢの二人が、着物を着て手伝ってくれたので１５０名スムーズに配り、皆で今年一年お聴聞に励むことを誓い乾杯した。

ただ、今年は暮れに私の胃腸風邪が→坊守→老院と感染し、卒寿を迎える老僧は布団の中、写真に納まらなかったのが残念。

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