Diary 2007. 10
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10月11日 (木)  聖徳太子のご命日

今朝本山のお晨朝にお参りすると、北余間(向かって右側の所)へ移動を促された。
今日は上宮太子(聖徳太子)のご命日らしい。
聖徳太子には敬慕の念を感じているが、ご命日までは意識せずに過ごしてきた。

聖徳太子の17条憲法の第2番目に
『篤く三宝を敬え。三宝とは、仏と法と僧なり。
すなわち四生の終帰(よりどころ)、万国の極宗(おおむね)なり。いずれの世、いずれの人か、この法を貴ばざらん。人、はなはだ悪しきもの少なし。よく教うるをもて従う。そ三宝に帰(よ)りまつらずば、何をもってか枉(まが)れるを直(ただ)す』
とある、今日の終日のキッズサンガアドバイザー研修会で、チョッとは私のお思いも喋っちゃおうかななどとも考えた。
今回の参加者はみんな真剣に考え、この研修会に参加している感じがヒシヒシと伝わっていたから。

午前中の研修会では、ブレーンストーミング(付箋紙に各自の意見を書いて発表する会議法)が行われた。
日本語ではKJ法と呼ばれるらしいが、川北次郎さんがアメリカか導入したので、その頭文字で呼ばれているとは知らなかった。
またまたスタッフとしてお手伝いしながら勉強をさせられた。
そんなこんなで慌ただしく研修会の黒子として一日が過ぎたが、就寝勤行で鹿児島のF野女史が自らの少年教化に携わってきた体験と今回の研修会で得た物について間話をされた。

今回の研修会、我々が伝えようとしている思いが、ちゃんと受け止められているお話しだった。
疲労と睡眠不足のなか、頑張ってきたことが、確実に広がりをみせていると感じられ、目頭が熱くなった。

聖徳太子万歳・・・

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10月10日 (水)  本山研修のお手伝い

教から2泊3日、本山聞法会館でキッズサンガアドバイザー研修会のお手伝いで張り付いている。10月初旬には30名程しか参加者が居ないと聞いてきたが、今日来てみると47名になっていた。
やはり全国の教区なんやかんや言いながらも代表を送り込んでいる、キッズサンガもやっと浸透してきたようだ。

ただ、今回の運営は10名の中央委員だが、皆さん大変忙しく運営委員が手薄、奈良のF委員が亜孤軍奮闘、申し訳ないと思いつつも、私はこれといった特技もなく・・・・ウロウロしているだけ。

申し訳ないことだ・・・・
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10月8日 (月)  我が道を行く

今回の3連休も坊さんにとってはチョット辛いものがある。お取越も始まり、三部経+お取越といったご法事も混じりはじめ、いよいよ時間に急かされて走り回る羽目になっている。
そんな時の移動は1分でも移動時間が短く済むならと、遠回りしてでも信号の無い堤防を走る。
今日も長良川右岸堤防を利用した。
ところが、どうしたことか信号の無い堤防道路が渋滞している。
事故でもあったのだろうかと、逃げ道のない道路をイライラしながら進んだ。

堤防は障害物が無いので、しばらくすると渋滞の先頭が見えてきた。いっこうに故障車らしき物は見えないし、その先頭が少しずつではあるが進んでいる・・・・
何か居るな・・・ヒョッとすると動物かな、シャッターチャンスかも?
お参りばかりでblogネタに窮している、カメラをスタンバイしながら進んだ。
こんな事に出会わないかと期待しながら↓
http://shosonji.sakura.ne.jp/diary.cgi?mode=popup&y=2006&m=10&d=18

対向車が途切れた空きに、前の車が何台か大きく右によって加速していった。
私の目の前に現れたのは、自転車に乗ったお爺ちゃんだった・・・
夕刻の非常に交通量の多くなった堤防道路のセンターに近いところを走っている、しかもフラフラしながらだ。

思わず笑みがこぼれた、カメラを構えて走っている我が姿の阿保さかげんに・・・・
とともに、何か焦っている自分にチョッと心のゆとりを貰えたようだ。
ともあれ、シャッターはきっちり押しこうしてネタにしている。
信号や脇道のない堤防道路なら、我が道を行っても撥ねられることはないだろう。
お爺ちゃんに万歳!

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10月6日 (土)  還相の働き

今日は土曜日、朝から法事や逮夜参りに追われていたが、一つ楽しみがあった。
今夜は曽我屋の超宗寺さんで真宗講座がある、譲西賢先生のご法話をゆっくり聴聞しようと目論んでいたからだ。
午後からの法事のあと山間部の逮夜参りを済ませ、曽我屋への途中にあるお宅の三七日をお勤めしたら本日の予定終了だった。

ただ、その三七日のお宅は28才になる息子さんが突然の事故で亡くなられた。落胆のなか必死に仏事を勤めておられる家族に、坊さんとして情け無いが何とも言葉が出てこない。
今回も家族親戚の他に、何人もの若いお友だちが涙を溜め無言でお座敷の前列に座っていた。

友人の死を目の当たりにし、人生の不条理をかみしめているこの若者に、何かを伝えねばと考えながらも、やはり言葉となっては何も出てこない。
情け無いと思いつつ気持ちを切替、
「君たち、今晩は時間有るかい?」
と尋ね、
「もし時間があるなら、私も行くから、隣町の超宗寺さんの法話会に来ないかい」
と誘いその宅を後にした。

逃避行のカッコ悪い坊主だなと自己嫌悪を感じつつ、超宗寺さんの本堂に座ってお聴聞をしていると、先ほどのご主人と親戚の方々が本堂に入ってこられた。
しかもその後には、3人の若いお友だちも続いて入ってきた。

譲先生はその方々の尋常ならざる姿から、何かを察しられたのだろう、還相回向の話へと展開していかれた。
『前に生れんものは後を導き、後に生れんひとは前を訪へ』と道綽禅師のご文を引かれ、亡き方が仏となり私を導いておられるんだと、噛んで含めるご法話を聞きながら、その働きがこの方々をこの本堂へ向かわしめた。

先生が紹介された『亡き人を案ずる私が、亡き人から案ぜられている』
その現実に目の当たりにして、涙が溢れた。

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10月5日 (金)  中川北組の研修会

今日は中川北組の研修会がダブルヘッダーであった。
午前中は僧侶寺族の研修会、午後からは総代も交えた合同研修会であった。

私は午前中法事が有ったので昼食会からの参加、飯時にノコノコと会場入り、チョッとばつが悪かった。

今回は基幹運動の研修会で、同朋運動・門信徒会運動まぜこぜの研修、皆さんお疲れのようだった。
午後からの研修会では、総代さん方が楠講師の話を一生懸命聞き、我がお寺をどうしたら良くなるだろうかと真剣に考えておられ、研修会の成果はあったようだ。

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10月2日 (火)  お取越のスタートに

今日からお取越参りのスタート、午前中は本堂でご法事を済ませ、昼から岐阜市鶉地区のご門徒宅を回った。
ただ、午後5時半から別院で開かれるキッズサンガのアドバイザー会議に同席するよう依頼され、たえず時計を見ながら最終時間を気にしながらののお参り、久々に疲れを感じた。

アドバイザー会議では再来週行われる推進委員会の進行方法や、予算や組織の方向性を熱く協議した。
今回集まったメンバーは同じ目的を共有し、皆前向きに考えている、それぞれの懸案に現時点ではベストな方向での運営方法が確定した。
私がお願いした、メンバー制レンタル掲示板の設置も認められ、情報の共有化と合理化が進みそう、うれしくなった。

しかし、ふと時計を見ると夜9時を回っている、どおりでお腹が減ってきたはずだ。
会議が終わって、皆で近所の居酒屋で遅い晩ご飯、ハンドルキーパーも居る、またまた焼酎を一杯よばれ、いよいよ熱く少年教化について語り合い、結局、今晩も午前様で足音を立てずそうろっと家に入ったことだった。

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10月1日 (月)  再び北陸へ

アッという間に10月になってしまった。
午前中は8月に亡くなったH.T子さんの忌明けの法事が勤まった。Hさんは真宗講座の皆勤者で、30回50回といつも認証番号1番で聴聞の場に楽しそうに座っておられた。
そして、夏のキッズサンガには嫁に行った娘さんのところの孫にもご縁に合わせたいと、お泊まり会に貼り付いて、いっしょに楽しんでおられた。
http://www.shosonji.or.jp/new/04-8otomari/07.jpg
いま進められているキッズサンガのサンガスタッフのはしりのような方だった。
そんなことを思い出しながら、ご法事を勤めたが、お勤めが終わるとすぐにお座敷を後にし、もう一軒のお墓勤めをこなし、家に帰りお衣からYシャツネクタイに着替え、待ちかまえていた法友Wさんと共に日本海を目指し出発した。

午後5時から富山別院で行われるキッズサンガ説明会に出席するためで、相当焦って走ったが、意外に3時間ばかりで富山に着き余裕だった。

2時間ばかりの協議会だったが、今日の法事のYさんの思い出が後押しして貰えたのか、富山教区の皆さんにはキッズサンガの願いがうまく伝わったような気がして嬉しくなった。
それと、会議室のテーブルに灰皿が置いてあった、最近には珍しいことであるが、愛煙家としては何ともリラックスしながら協議会が進んでいることに、富山教区のおおらかさに感激もしたことだった。

会議も終わり、夕食は富山の友人に案内され、富山湾のお魚をいただき、少し焼酎もよばれ、リフレッシュ。
帰りは、わざわざ運転手として同行してくれたWさんの運転で、未明岐阜まで帰ってきた。
もっと疲れるかと思っていたが、案外楽しい出張になった。
これも、色々人々に助けて貰えればこそ、とつくづく感じたことだった。

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