Diary 2007. 11
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11月30日 (金)  空振りの会議

11月最終日明日から師走というにはあまりにも気持ちの良い日差しだった。
今日は本山で少年連盟史編纂会議の残務処理会議、今年度中に編纂に借用した資料の返還事務と整理を行う予定であった。
ところが、出席予定の編纂委員さん全員が緊急事態でドタキャン、私は立場上出席しするだけのお飾り、つまり会議はお流れ、私の上山は空振りとなった。
ちょうど昨年の今時分は発刊に漕ぎ着けるかどうか肝を冷やし焦りまくっていただけに、万感の思いで上山しただけに、ガックリ。
昨年の会議↓
http://shosonji.sakura.ne.jp/diary.cgi?mode=popup&y=2006&m=11&d=14

せっかく京都まで来たのだから、本山前の薫玉堂で喪中葉書で訃報を知った法友へのお供えのお香を吟味したり、お念珠屋さんも回ってみた。
そして、来春からの法務員さんを依頼してある角坊別院(すみのぼう:親鸞聖人が往生された地)にある中央仏教学院(お坊さん養成の専門学校)へも足をのばした。
情け無いことだが、角坊別院へは初めてのお参りである。今まで全国の津々浦々のご旧跡巡をしてきたというのに、我ながら不思議であった。
ともあれ、担当の先生とゆっくりお話しをしてお願いが出来たことは有り難かった。

天気も良いし「京のモミジ狩り」とでも洒落込みたいと思ったが、夕方から正尊寺の本堂では落語会がある、一応準備はして出てきたがチョッと心配なので昼過ぎには帰還することにした。

無事家に帰り本堂のセッティングを手伝いいざ本番。
「立川志隆」という落語家と思ったら、ギタリストだそうで、ギターの伴奏で本堂は歌声広場になっていった。PAシステムを必要とする訳を理解しながら、へぇ〜と思っていたら、後半50分は落語をきっちり聞かせてもらえた。

内陣の巻障子(お扉)は閉めてあるが、多くの聴衆が本堂に入ったとき正面で手を合わせている、会場貸しだが正尊寺の阿弥陀様とは無縁お方がこうして縁を結んでくださる。
終了後、主催の子ども劇場スタッフに、「いつでもお貸ししますよ」と言ったことだった。

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11月29日 (木)  子ども劇場の準備

正尊寺の本堂で明日落語がある。
これは本巣北子ども劇場に会場として本堂を貸すもので、正尊寺の行事ではないが、明日は本山の会議で留守にする。
もしも開演までに帰還できないといけないので、今日舞台を出し設置し、PAも私が居なくてもコントロールできるようにKZポータブルアンプとスタンドスピーカーをセッティング。
ここまでしておけば明日は何とかなるだろう。

あす30日、午後7時半から開演です、せっかく正尊寺の本堂をお貸ししての落語です、お時間の都合付く方は是非どうぞ。

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11月25日 (日)  そろそろ準備

11月の最終週、しかも3連休、疲れは溜まっている。
そんな今週は連休だというので、京都に下宿している次女が帰ってきた。
今日しかないというので、来年の年賀状の写真撮影をした。

毎年、初笑いの年賀状をこしらえるのは結構大変、家族揃っては今年が最後だろうと言いながら、もう10年は続いている。
デジカメ写真をパソコンで確認し、今年もまずまずの出来になった。
お友だちの皆さんは元旦をお楽しみに。

ちなみに、今年度バージョンをご紹介しておこう。『動物注意:CAUTION ANIMAL』と日英表記のイノシシ道路標識は沖縄の高速道路しかないレア物。

過去分↓
http://shosonji.sakura.ne.jp/diary.cgi?mode=read&page=20&y=2006&m=12
http://shosonji.sakura.ne.jp/diary.cgi?page=10&mode=read&y=2004&m=12

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11月23日 (金)  道場の報恩講

今日は岐阜市岩崎にある万所道場の報恩講。
毎年この勤労感謝の日は道場の報恩講と決まっていて、午後からはこの法要に集中すべきだが、このお取越の季節結局法事やら何やらで、時間差のお勤めとなってしまう。

午前の法事を済ませ、老院を乗っけてお勤めをし、その後はまた法事やお通夜へと走り回っていた。
私の留守の道場はこの秋から正尊寺を手伝ってくれている、S月くんにすべてを任せた。
一生懸命勉強しご法話も上手に出来たらしい。

ともあれ、小さなお堂だけれど美山のご門徒衆が大切にしている道場、何とか無事に報恩講を勤められた。

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11月22日 (木)  友遠方より来たる

昨夜はチョッと飲み過ぎた。

かつて本山組織部の参事もしていたA川さんが岐阜に来ているとのメールが入った。

A川さんは組織部の後大谷本廟へ移動、ここでも納骨に行ったときには大層世話になった。そしてシステムセンターへ移動になり、webテレビ『お坊さんがゆく』の企画担当もしておいでた。今年の3月山口県の自坊のお父さんが具合が悪くなり本山を退職し故郷へ帰られた。
退職間際の3月本山で出会ったとき、
「退職の置き土産に、webテレビで岐阜のキッズサンガを取り上げるように企画しておきましたから・・・」
と告げられた。
http://www2.hongwanji.or.jp/video/obosango.html#otoki

そんなA川さんが岐阜に来た訳は、山口県に帰り、お寺の法務をこなしながら、空いた時間は老人福祉施設でも働いているとのことで、全国老人福祉施設研究会議という、いささかお堅い研修会への出席だそうだ。

この研修会に全国から3000名も集まっているそうで、岐阜のホテルはどこも満タン。彼は各務原のホテルに泊まっているとのこと。
お参りは8時までかかってしまったが、せっかくなのでその後岐阜の繁華街で合流、深夜まで一杯呑みながら久し振りに旧交を温めた。

今日は木倉のお取越の後、夕方則武の辺を回っていると、やたらと観光バスや乗合バスの臨時便が走っていた。
3000人規模の大会の余波を感じながら、A川さん二日酔いにはならずしっかり研修されたかな?と思った一時だった。

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11月19日 (月)  初冠雪そして奈良へ

昨日は秋空から一転、しぐれ混じりの冬空に変わり冷え込みはじめた。
案の定、今日は西の山が白く雪化粧。池田山が3回雪化粧したときは里にも雪が降ると言われている。
まだ40日間お取越が続く「辛いことだなぁ」と西の山を横目で見ながら、北方地区のお取越に向かった。
今日は特に気合いが入っている、4時半までにすべてを終わる、予定の時間配分どおり回らなければならない。
先月19(一休)Dayで遊んでしまい、奈良の勉強会をサボった。今月は何が何でも参加せねばならないからだ。
http://shosonji.sakura.ne.jp/diary.cgi?mode=popup&y=2007&m=10&d=19

その甲斐あって、完クリして家に着いたのは4時32分、+2分という合格点だった。
早速着替え同乗のS見さんを乗っけ、大垣でMさんをピックアップして奈良大和郡山を目指し走った。

今回の三木先生の講義は「現生十種の益」、親鸞聖人の真骨頂を発揮できない宗門や我々に喝入れられまくりの講義であった。

講義のの途中で御文章箱を出してこられ、『元旦章』という、勝如前ご門主が戦時中に発布された消息(御文章の代わりに読むもの)を朗々と読み上げられながら、何度も「ここは鉛筆で線を引き読まない」と説明されながら聞かせて下さった。

拝読の後「杉山くん、あんたから今の御門主に、親鸞聖人のお心に叶う元旦の御消息出してもらうように頼めんか?」
「滅相もない・・・・・」と縮こまると。
「こないだ来たキッズサンガのポスター、あんたらが御門主に頼んで写真に入ってもらったんやろう・・・・、元旦章と仏前結婚の章、こういう御消息も出してもらうよう頼まんかい!」
と一喝され、いよいよ縮こまった。

相変わらずの三木先生のパワーに圧倒されながら、最近少々世俗に流されっぱなしの姿勢を考えさせられた。

帰り道、京奈和高速がリフレッシュ工事で全面通行止め、地道を走らされた。岐阜に帰ったら午前2時を回っていたのはチョット辛かった。

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11月17日 (土)  シロアリハンター

今日は土曜日だが明るい内にお参りが終わった。
法務員さんが二人ともお休みなので、もしもの事を考えて午前午後の法事だけで、欲張った段取りにしてなかった為である。

せっかく明るい内に帰って来たので、先日オークションで落とし届いていた、シロアリ退治のアイテムを庫裏や大玄関回りのシロアリが出没する近辺に埋めて回った。

1m間隔に24個仕掛けたシロアリハンター、効果が有るかは数ヶ月先にならないと解らない。
解説書には2〜3年間は有効と書いてあった。
こんな楽な仕事で、はたして本当に大丈夫なのか・・・まあ結果を楽しみにしよう。

有効なときは、またこの雑記で紹介しましょう。

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11月16日 (金)  葬儀式場

今日は瑞穂市の花穗苑(かすいえん)という斎場で葬儀があった。
この斎場は旧本巣郡内では唯一の葬儀会場である。葬儀場・僧侶控室・親族休憩室・お斎部屋・初7日式場と2階建ての非常に段取りよく作られた会館である。
それゆえ、お通夜・葬儀はスムーズに進行されるようになっているが、坊さんとしてはちょっと寂しい気もする。
とくに今日はそんなことをつくづく感じた。

今日お弔いしたご主人、亡くなるほん2日前(12日雑記の蓆旗を撮影する直前のお宅)にお取越にお参りし、一緒にお正信偈をお勤めした。

その時の話では、会社を退職し趣味の魚釣りが高じて、根尾川漁協の監視員を頼まれ、つい先日まで毎日鮎漁の見回りをしていた。やっと、一段落したのでゆっくり温泉でも行こうかなと話しておられた。
そんなご主人に対し、時間ができたならぜひ正尊寺にもお参りに来て下さいなと、来年の行事計画を見せ法座の説明と勧誘に精を出した。
ご主人も、「そうやなぁ〜、そろそろお参りもしなあかんなぁ〜」という言葉を聞いて、念押ししてそのお宅を後にしたばかりだった。

このご主人の急逝の連絡が入ったのは一昨日本山での会議中、自宅での枕経は院代さんに頼み、私は昨夜のお通夜から関わったが、段取りよくスマートな会館では、奥さんと落ち着いて話をする機会が見いだせず何とも虚しかった。

お取越の時、魚釣りの話ばかりでなく、もっとご法義の話をしなければいけなかったと、老少不定・一期一会、つくづく反省させられた。
そして、きちっと時間割で進行していく。こういう会館では一層そうしたご法義の話を膝つき合わせながら話すことが難しいことに気が付かされた。

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11月15日 (木)  お聴聞

今日は正蓮寺さんの真宗講座「黄鐘会」が開かれた。
この法座は正尊寺の真宗講座とはジョイントしており、お互いご門徒さんにお聴聞を勧めている。
その手前顔を出さずにはおれない、午前中一気に辻屋地区のお取越を済ませ、カメラをぶら下げ参上した。

「黄鐘会(おうしきえ)」と名付けられる由来とおり、境内の大銀杏は真っ黄に色づき、次から次へとお同行が集まってこられ、目一杯並べられた本堂の腰掛けはすべて埋まっていった。
ご住職は山門の方を見ながら、本堂が一杯になるか心配のご様子だったが、5回目になる黄鐘会はしっかり定着してきたようだ。

今回のご講師は本願寺勧学寮の部長、安方先生だが大阪弁の軽快なユーモアも交えながら、無条件でこの私を救うと名乗り出て下さる阿弥陀如来の働きを聴かせてもらった。
joint法座主催者として不純な義理掛かりで足を運んだが、とても良い時間を恵まれたお聴聞となった。

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11月14日 (水)  本山で会議

今日は本山で中央キッズサンガ推進委員会が行われた。
先月末の宗会で総局人事の変更があり、この会議体の所管総務が出口総務へと代わり、委員長も仲尾室長へと交代した。
それぞれの総務さんや宗会議員さんはモチベーションも高く、思いを持っておられるが、ここ数年何度も何度も話し合われてきたこの会議体の変遷は良くご存知ない。
挨拶を聞きながら、また仕切り直しかと、一瞬焦った。

私にとってこのキッズサンガ計画はいたってシンプル、全国のお寺がご院さん・お庫裏さん・ご門徒さんが一緒に力を合わせ、子どもたちを本堂に寄せ仏さまとのご縁作りをしようというもの。
きたる親鸞聖人七五〇回大遠忌に向けそれが実現するよう、宗派を挙げてバックアップ体制を築こうというもの。
すなわち、社会に対して云々かんぬん、宗門組織の云々かんぬんではない、ベースはそれぞれのお寺にあるのだが、なかなかそこいらをすべての寺院に告知し取り組んでもらうまでに、壁が有りまくる・・・・
委員皆で知恵を出し、一つ壁を越えるとまた新たな壁が現れる感じだが、でも何時かきっとスカッと見渡せる日が来ると信じて、やり繰りしながら京都へ来ている。

ただ、この会議は子どもたちが目当てなだけに、配布物の編集などはけっこう楽しめるのが私にとっては救いである。

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