Diary 2006. 8
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8月30日 (水)  歳は重ねたが

2日間の会議が終わり、本来なら岐阜に帰るべきであるが、坊守からも了解をもらいもう一泊京都に泊まった。
夜、引き明日も続き編集会議のある広報委員と一緒に夕食をとっていると、M先生から電話で
「三浦アカリちゃんがライブやってるけど、行かないか?」というご案内、食事も程々に中座をし、京都駅前から三条河原町までタクシーで走った。
京都でのライブを聴くなんて、何十年ぶりだろうと考えつつ、こぢんまりとしたライブハウスに入った。既にM先生はビールを片手に席をキープ、少し場違いなオジサン二人組肩を並べて生演奏に聴き入った。

三浦アカリちゃんは昨年のアメリカ研修にも一緒に参加した本願寺仏教青年連盟の広報委員、しかも彼女の両親は私の同窓生、聴くにも力が入るといういうものだ。
彼女もそれに答えるよう素晴らしいブルースを披露してくれ、おまけに『恩徳讃』や『念仏』もロック調でアレンジし聴かせてくれた、脱帽。レコードデビューもするそうだが、とっても楽しみだ。
この子の両親も私も、ついこないだ、と言っても30年前だがきっとこんなんだっただろうなと思うと、月日の流れの速さとしみじみと感じた晩だった。

さて一夜明け、わざわざ余分に宿泊までして京都に残った仕事を済ませるべく、車を観光地に向け走らせた。
教区報『念仏の声』で連載している親鸞様の御旧跡探訪の記事、確か11月号は担当のはず、時間のあるうちに写真だけでも集めておきたい。次号は念仏弾圧から流罪、弾圧で死罪に処せられた「住蓮房」「安楽房」のお墓は外せないと思い、安楽寺へ向かったのだ。

銀閣寺からしばらく南へ下ると、法然院と並んで安楽寺はある。この道は「哲学の道」と呼ばれ、学生時代恋心を弾ませながら歩いた記憶もかすかに蘇ってきたが、そんな感傷に浸る暇なくおじさんはカメラ片手に目標地点に向かうのみ。

しかし、安楽寺に着くと門は矢来を置き「拝観謝絶」の立て札、「あちゃー!」と思ったが、くぐり戸の鍵は締まっていなかった、そぅろと進入し本堂を遥拝し、こっそり廟所の写真はゲットできた。

次は161号線をびわこに添って、福井と滋賀の県境に向かう。
この峠は「愛発(あらち)の関」と呼ばれ、太古より日本海と機内との重要な関所でもあり難所でもあった。
学生時代この峠を倒れそうになりながら必死で自転車で越えた、思い出もある所だ。

親鸞聖人もこの難所で、
『越路なるあらちの山に行き疲れ 足も血潮に染めるばかりぞ』
と言う歌を詠まれたと、石碑が街道縁に立っている。だが、車だと峠越えもあっという間、発見できず相当行きすぎて、畑のおばさんに聞き舞い戻りながらだがゲットした。
まだ、日は高いもう一足伸ばし、鯖江市にある「車の道場」まで行った。
ここは親鸞様が都を離れ、初めて民衆に念仏の教えを説かれた、いわば初転法輪の地ともいわれる御旧跡。流罪という逆境も良きご縁とあるがままに受け止め、進んで行かれる親鸞様のお姿と、学生時代から何の進歩もない我が姿をつくづくと感じながらも、写真だけは一杯撮って帰ってきた。

★昨年のアメリカ研修★
http://shosonji.sakura.ne.jp/diary.cgi?mode=popup&y=2005&m=9&d=14


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8月29日 (火)  続いて会議

今日も1日会議が続いた、8月ひと月はお寺の行事とお参りで、宗門とか全国のお寺を意識することなく汗を拭き拭き暮らしていたので、いま話し合われている内容に付いていくのが大変だったが、少しずつ全国ネットの思考に頭が切り替わっていった。

そんな会議の中で新聞の切り抜きが回ってきた。
朝日新聞8月22日付けの、夜回り先生こと水谷修先生の「お寺 第3の居場所に」というコラム記事だった。
昨日今日と自坊のお参りや仕事を工面し、全国から集まってこられた委員さんたちの顔が輝いた。いま話を進めているキッズサンガ計画、青少年との関わりの究極とも言えるような現場におられる夜回り先生も願っておられる。

私は良寛さんの真似はできないが、子どもたちと一緒にアミダ様の前になら座れる。私でもできるのだからきっと日本中の浄土真宗のお寺のご院さんなら皆出来るはずだ、そんな思いで戦略会議の末席に座っていた。
まだまだその仕掛けが動き出すまでには、課題が山積している、9月10月も会議予定日で埋まっていく、けっこうご門徒にも迷惑かかりそうなのがちょっと辛い。

☆関連blog☆
http://pochi21.exblog.jp/d2006-08-30

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8月28日 (月)  焦りながら京都へ

今日明日と本山でキッズサンガの会議で朝から行く予定だったが、葬儀ができそれを済ませてから猛ダッシュでの上山となった。
お衣姿だとあまりダッシュできない、葬儀会場からインターまでの途中にある、R寺さんでシャツにネクタイ姿にお着替えをさせてもらい、会議佳境の場面で会議室に飛び込んだ。

この一月の間にキッズサンガの手引書はどんどん進化し、今日も午前中から相当な手直しが入り、しばらくの間は「浦島太郎」状態だった。
親鸞聖人750回大遠忌に向け西本願寺の1万ヵ寺と1千万門徒をターゲットにした今回の計画、是が非でも成功させたいという願いが各委員からひしひしと感じられ、必死で会議内容に追いつかねばとドライブモードから会議モードへの切り替えをしたことだった。

こうして委員が集まり検討する機会は少ない、明日も1日この関連の会議がある、クールビズの本山ネクタイをはずし頑張らなければ。

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8月25日 (金)  お暇をもらって

昨日と今日は本山で会議がある予定日だったので丸々お参りを空けていたが、日程が変更になり久しぶりにフリーになった。
今日夕方には長女が夏休みで沖縄から帰ってくる、「セントレアまで迎えがてら温泉でも行くか・・・」と坊守と相談成立。
三河西浦温泉へ早速予約、せっかく三河へ行くのだから、岡崎や碧南あたりで最近庫裏を新築したお寺も見学しようと出かけた。
数ヶ寺まわって立派なお寺にお参りしつつ、お庫裏を観察したり厚かましく見せてもらったりした、参考になる所もあったが、お手本を見つけるにはまだまだ足を使わなければと思った。

あちこち回っている時に良い景色の所を発見。
半田のミツカン酢の工場、川沿いに黒のヨロイ張の倉庫が建ち並び、どの倉庫にもミツカン酢のマークが白くワンポイントになっている。
ミツカンの「三」の下に、「おおぅスッパァ!」と唇を丸めた感じで「○」を付けたマークになったのかな?なんて妙に楽しくなった。

セントレアに向かいつつの行程、最後は常滑に着いた。まだまだ時間がある、INAXの博物館で便器の歴史を見たり、焼き物散歩道を歩いて急須を買ったり残暑厳しい中よく歩いた。
途中休憩で釜跡を利用した喫茶店に入り、特大のカキ氷を食べた、梅シロップなかなかサッパリ一気によばれ考えた、梅酒の原液をかけたらもっと気持ちよくなるかも・・・・今度やってみよう。

ともあれ、セントレアで娘を拾い夜帰宅。しばらく子どもが全員揃い賑やかな家になる。親としてはうれしいものだ。

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8月23日 (水)  夏の晴れ間に

今朝は最近になく清々しい朝、こんな日はすこぶる寝覚めがよい。
そこへ揖斐のNさんから電話「今日は天気がよいから、朝のうちに金華山登らん?」と、岐阜教区サマースクール50年史の表紙を飾るために、金華山から俯角で岐阜別院をデジカメにおさめようという狙い。
お盆週間の行事やお参りがやっと昨日で一息つき、今日から自由時間がある「喜んでお供します!」とデジカメや望遠レンズなどの機器をバッグに収め、ロープウェイの一番で金華山に登った。
ロープウェイを降りて頂上のお城までわずかな距離だが、肩で息をしながらだった。朝から暑いのには参った、しかし私たちの横を短パンに汗だくのTシャツ姿の健脚軍団が次々追い越していく、ロープウェイを使わず登ってくる人たちがこんなにいるとはおそれ入った。

岐阜の街にも元気な人がたくさんいるのだなぁと感心した朝になった。
肝心の写真は、やはりまだ真夏スカッと濃尾平野の中の別院伽藍とはいかなかったのが残念だったが、何とか使えそうな写真が撮れた。

*赤○のところが岐阜別院

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8月21日 (月)  ケムシの増殖

境内の桜の木がこの2・3日で一気に淋しくなった。
よく見ると枝や葉っぱにはウジャウジャとケムシが引っ付いている。門徒の造園屋さんに電話し消毒に来てもらった。
軽トラからホースを引っ張って消毒しているのは、中学3年生になるA君、人手が足らないので親の変わりに来てくれたらしい。先日の盆踊りにも遊びに来ていた時とはうって変わり、こうして職人さんとして働いている姿は頼もしいことだ。

しかし、ケムシの大群は苦手だ。

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8月20日 (日)  粗大ゴミの日

お寺から北へ2qほど行った山あいに、本巣市ストックヤードという大型テントのような物ができていた。
夏の行事も終わり、車庫には発泡スチロールや段ボール箱などが山のように貯まっていた、坊守に「山口のストックヤードへ捨てに行ったら?」と、進言したら、ここ数日必死に整理していた。
進言した私は、お参りや研修で留守がち、時々口を挟むだけ・・・・

第3日曜の収集日の今日は、日曜学校を済ませるとご法事に、お昼に帰ってきたら車庫に積まれていた粗大ゴミ綺麗に無くなっていた。
「ストックヤード段取りよく捨てられてえぇわぁ!、ワゴンで3往復して全部捨ててきた。写真も撮って来といたでね」 (^_^) とご満悦。

そんなに大それた施設ではないが、使う人と集める人の立場に立った、ちょっと合理的な設備にするだけで、こんなに違うものかと感心させられた。
お寺の施設も、その辺を考えなければと、坊守の嬉しそうな顔を見て思った。

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8月19日 (土)  中川北組の研修旅行

朝7時、曇ヨリとした空、念のため傘を持って駐車場で総代さんとバスを待つ。
今日は中川北組の総代&僧侶研修旅行。
滋賀県の守山市にある赤野井別院と錦織寺が参拝予定地。今回はあまり欲張らず2ヶ寺だけ、しかも狭い範囲で移動も少なく時間的に余裕で気を揉むこともなくありがたかった。

赤野井別院では『虫干し法要』というお座で、対面所には法宝物のお軸が掛けられ、存覚上人がご本尊としておられた、光明本尊など滅多に拝むことができないお軸を丁寧な説明でゆっくり拝ませてもらえた。

別院に着いた時から気になっていた、向拝のブロックと網、バーベQでもあるまいがと思っていたら、数年に一度この虫干し法要にあわせ『焚焼会(ぼんじょうえ)』をして、古くなった経本や打敷などを炊き上げるとのこと。
「お寺でも左義長するんやなも」と、一部の総代さんが感心しておいでた。
その後、本堂ではお勤めとご法話があり、みな熱心にお聴聞しておられた。

帰りのバスでは1人1人から感想を聞くと、
「60戸ばかりの門徒さんが毎日順番で別院に常駐し、別院の全てを護持しておられるのには、総代として勉強になった」とか「うちのお寺でもご院さんと相談して、お寺の左義長はじめたい」など、こちらの思惑以上に、熱心なご門徒に護持をされている現場に出会えたことへの意義は深かった。

お盆明けの土曜日、住職にとってはちょっと辛い日取りだったが、組長さん共々今回の企画の成功を喜びあった。

★下見の日記★
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8月17日 (木)  お盆会

やれやれお盆会も勤まり今年も夏の行事が終わった。今年は梅雨明けが遅かった反動のように、お盆期間は異常な暑さ、毎日法事や盆経にお墓勤めさすがに体に応えている。

今日のお盆会は台風の影響か、にわか雨が降り、一段と蒸し暑かったが皆さん良くお参りに来てもらえた。瑕丘先生の絶妙のご法話と、縁一杯に設えた涼を誘う割り竹ソウメンのお斎、皆さん今年のお盆会も満足してもらえたようだった。

午前中は部活があるといって姿をくらましていた新発意も、お昼には学校から帰り黄袈裟を付けご代前首座でお勤めした。さすがに得度習礼に10日間行っただけあり、いつもなら正座をするとすぐモジモジ動きだすのに、最後まで身じろぎせず座っていた。
参詣者から「あの若いご院さんだれ?」という声も聞こえたので、お勤めのあと皆さんに得度をさせてもらったことを報告した。
「知らん間にあんなに大きく成りんさったんや!」「ご院さんより立派や!これで正尊寺も安泰や!」と堂内あちこちからざわめきのように感嘆と安堵の声が聞こえた。

親としても、なにやらヤレヤレ、後顧の憂い無く老境に入ろうとする体にむち打って、頑張らねばとも感じたお盆会であった。

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8月13日 (日)  盆おどり大会

前日から大気が不安定になり、天気予報では雷雨に注意とのこと、気を揉んだが一粒の雨もなく、今年もたくさんの家族ずれが集まり賑やかに一夜の盆踊りを楽しんだ。
大ビンゴ大会も400個の景品を用意していたが、急遽予備に残しておいた景品を加え400枚以上のカードを配っり、ビンゴだけで1時間近くかかってしまったが、おおいに楽しんでもらえた。

午後10時に終了し、仏壮の会員が後片付け、約1時間で全て片づき、本堂で残しておいたビールで乾杯し打上。風もなく蒸し暑かったので堂内に入らず縁で和気あいあいと盆踊りの余韻に浸ったことだった。

準備から後片付けまで仏教壮年会の皆様、お疲れさまでした。

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