Diary 2006. 9
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9月29日 (金)  良い時間をすごす

今日は我が組の組長さんところの葬儀。97才で往生された前坊守さん、気骨ある明治生まれのありがたい坊守さんであった。
生花と白布で飾られた本堂のあちこちに、まるで日記のように色紙に書かれた法語や詩が張り回ってあった。
このお母さんにして、今の組長さんがあるのだなぁ、としみじみと思った。この厳粛な葬儀の荘厳衆として、背筋をたださずにはおれなかった。

葬儀を終え家に帰り、ご門徒の初七日までかなり時間が空いている。
パソコンの前に座るのも飽いている、力仕事はまだお参りがあるので汗はかきたくない。で考えた・・・

今話題になっている徳山ダムを見に行こう!
カメラをもって走った。
生まれて初めて徳山村に足を踏み入れた。山道を50qほど、1時間くらいで巨大なロックフィルダムが姿を現した。

ダムに水を満ポン張るのに1年半かかると聞いていたが、なるほどダムの上流数百メートルでは綺麗なせせらぎの川、対岸の山のに赤線がひっぱてある、ここまで貯めるのは容易でないことが確かめられた。

湖底に沈む集落の跡はすでになく、はじめてくる者にはサッパリ分からないが、この山と渓に閉ざされた徳山村には、400戸の家があり数百年ずっと変わらず人々の営みがあり、その多くが浄土真宗の門徒であった。
自給自足のような生活であっただろう事は、時々車を止めながら俯瞰する平地や水田の跡がサッパリ見られない景色から想像できる。

根尾のお寺のご院さんから「徳山のご門徒はご法義を大切にしている」という話を聞いたことを思い出し、97才の坊守さんの葬儀の風景と何かオーバーラップし、目先の変化や刺激に左右されない営みの中に、確かなものがあるのだろうと感じることができた。

少し空いた時間、徳山まで走ってきて良かったと、帰りは根尾回りの道で3時間ばかりの良い時間を過ごせた。

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9月28日 (木)  UDON

今日はお通夜が2ヶ所かさなり、富山市で開かれる少年連盟のブロック研修会を欠席した。夕方までは丸々空いていたが、夜7時8時と移動時間を考えない無謀な段取りで、そこにテンションを合わせるため何となくシャキッとしない1日だった。

夜の2時間は超集中で、ご当家に多少気を揉ませたかも知れないが、なんとか定刻で通夜のお勤めさせてもらった。

最近気になっている映画、『UDON−うどん」新聞を見るとシネコンで夜10時からやっている。お通夜から帰り夕食を済ませた頃、Wさんからの電話、ちょこっとその話を出すと、行動開始になった。

こないだ行った坂出の「山下うどん」も映画のシーンに登場、讃岐の風景を思いだささされながらも笑い転げて楽しませてもらった。
匂いこそ無いが、また本場のうどん食べたいなぁと二人しかいないホール、安気にしゃべくりながら、とても良い時間を過ごせ、リラックスすることができ、ありがたかった。

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9月27日 (水)  はじめての研修旅行

今年度から中川北組の仏教壮年会が結成された。はじめての行事として、本山参拝研修旅行が行われた。
この研修旅行の段取り、組長さんが一生懸命しておられ、私は付いて回りのはずだったが、昨日お母さんが往生され、状況が一変、段取りも解らないままの添乗となった。

朝7時に本巣出発し、まず大谷本廟参拝。
カラー布袍を着た部長さんに直々案内と説明をしてもらった。この部長さんとは高校一年のとき得度習礼で一緒に机を並べてからの旧知の仲、大谷本廟の修復事業計画なども詳しく説明してもらえた。

つぎに、青蓮院、ここは親鸞様が9才で剃髪得度された場所、皆で説明を聞きながら840年前の幼少の親鸞様に思いをはせた。
道路もスムーズで思ったより早めに進めたので、午後から予定の「六角堂」も午前中にお参りし本山へ向かった。

聞法会館で昼食をとり、総御堂に参拝していると、30人ばかりしかもその大半が若い女性が結界(けっかい:一般立入禁止の柵)の中に案内されてきた。聞けば帰敬式とのこと、女性は九州の宗門校の女子大生、皆神妙に帰敬式を待っている。

午後予定の「六角堂」はすでにクリア、時間に余裕がある、皆さんに諮りそのまま帰敬式最後までお参りした。つい先ほどは青蓮院で親鸞様の剃髪の様子を聞いたばかり、そして今、目の前でうら若い女性が合掌し、一人ひとり頭にかみそりを当てられていく姿を最後までじっと見て、なんともいえない感慨を感じたのは私だけではなかった。

毎日行われている帰敬式なのに、こうして一部始終を結界の外からお参りしするのは、わたし自身初めてだった。
帰りのバスで、参加者からの感想にも、帰敬式に感動したという意見が聞かれ、やはり現場を回るという今日の研修旅行、大きな成果があった。

組長さん不在で心配したが、三役の方々しっかりしておられ、参加人数も20人とこぢんまりしていたのも幸いで、スムーズにしかも充実した1日研修を終えることができた。

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9月26日 (火)  必死・・・

彼岸永代経も終わり、一段落のはず・・・そうはいかなかった。
昨夜から「正尊寺だより」の製作や案内状、永代経お供物、などなど配り物の段取り、月末もお寺を空けっぱなしにしなくてはならない予定で埋まってた。
今日一日しか事務仕事をする時間がない、必死だった。

ただ、時間が無い分「正尊寺だより」の内容もない、それをカバーするには・・・と思いついたのはカラーページだった。表紙と裏表紙をカラーコピーで印刷、何となく上等そうになって満足、900部仕分けから封入作業まで終了、取りかかりから24時間以内、新記録になった。
2・3日中に皆様方のお手元に届きます、お楽しみに。

明日は組仏教壮年会の研修旅行、明後日は富山で一泊研修会、その足で本山への会議に、禍根を残さず参加の予定だったが・・・

組長さんから電話
「母が往生しました・・」
状況は一変富山・本山の会議はキャンセル、葬儀はあるが、時間は充分できてしまった。不思議なことである。

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9月25日 (月)  永代経無事終了

3日間の秋彼岸永代経はさわやかなお天気にも恵まれ無事に終わった。
今回は土日が重なり家族連れでのお参りも多く見られ、お彼岸らしくお勤めすることができた。
法要が終わったらさっそく、余間の掛け軸を片付け、内陣の荘厳を平常に戻す。
夜には中川北組の連研が待っている、なにげに小忙しい・・・

連研では14名の参加、4割を下回る今期最低の出席率、あと2回で第9期の終了、1人でも多く修了証を差し上げたい、何とかしなければと、組長さんとも相談したことだった。

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9月23日 (土)  彼岸永代経初日

秋の彼岸永代経初日、これ以上ないさわやかな日になった。お昼から今日はたくさんお参りに来てもらえるかと皮算用していたら、本堂内空席が圧倒的に多い、何で・・・・?

どうも今日はあちこちの校区の小学校で運動会があるらしい、我が子が大きくなってしまうと、どうもその辺が疎くなってイカン。
そんな中だが、小さな孫さんを連れてのお参りが2組あった、じっとはしていないが何とも堂内は良い感じである。

ご講師は福井勝山の袋田先生、法話にも力が入っていた。
明日は日曜日ぜひ家族ずれでお参り下さい。
24日・25日は9時半・1時半2日ともゆっくり参ってもらえるよう、お斎の準備をして待っています。

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9月21日 (木)  やれやれ

昨日の会議で、今日午後3時に印刷屋が岐阜教区サマースクール50年史の最終校を別院に届けるとNさんから話を聞かされ、今日もまた別院に走り事務所で最終チェックのお手伝いをした。

元本願寺出版局の部長であった輪番さん、さすがに細かいチェックが入るが、最終微調整で印刷に回すことになった。10月2日には100冊で良いから印刷を上げるように良く念を押しておかんといかん、
「そうそう!記念式典に来た方を手ぶらで帰ってもらったんではカッコ悪いからな・・」
半年間、この編集に没頭された、編集委員長Nさんも安堵のされていた。

ほんとうに、お疲れさまでした。

この記念誌を見て昔を懐かしみ、キッズサンガをしようと思われるご院さんが出てくるはず、この時期に発刊できることはとても意義あることになるとしみじみ思った。

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9月20日 (水)  『念仏の声』編集会議

午後4時から教区報『念仏の声』の編集会議、お参りの都合で少し遅れた。いつもなら畳の部屋でまったりなのに、今日は教務所2階の会議室、教務所長も臨席でちょっと畏まっていた。

土産の讃岐うどんトランクに入れたままで上がってきて正解だった。いくつもの紙袋ぶら下げてきたら雰囲気ぶち壊しになりかねない。
次号は11月1日発行、特集記事について真剣に調整中。
私の担当の親鸞様御旧跡シリーズは、写真も揃い準備万端だ、最近編集会議に欠席がちで居場所を見つけにくかったが、部長から
「杉山さん御旧跡シリーズ大丈夫ですか?」と問われ、すかさず
「大丈夫 (^_^)v 」と9月の始業式前に宿題をやり終えた小学生のように、喜々として答えることができた。

岐阜教区の広報誌は“まずご門徒が手にとって、ページをめくってもらえるように”がコンセプト。それには編集に携わるものが楽しくなければ、という思いで私は動いている。
内容について問われると、ちょっと辛いが、楽しく仕事や作業ができるのはありがたく、取材にかこつけて息抜きもさせてもらえるのもまた嬉しい。

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9月19日 (火)  一休さん

毎月19日はお定飯が無い日(1休さん)で法務員さんたちの完全休日、今月の19日の法要帳には何も書いていない・・・私も休める、思わず嬉しくなった。
お彼岸永代経の前でちょっと準備が気になるが、思い切って坊守と休みを取ろうと出かけた。

8月末に親鸞聖人ご流罪関係の写真を撮ったが、法然上人が流罪になられた四国香川県、讃岐の西念寺の写真が欲しく台風開けの今日しかないと、昨晩出発し夜駆けで四国に渡った。

法然上人は75才の時、念仏弾圧で流罪となられ4年間四国讃岐の地に住まわれた。その一つが小松庄西念寺で法然上人のお墓もある。
四国というと弘法大師の八十八ヶ所巡礼が盛んで浄土真宗のご門徒も足を運んでいるようだ。弘法大師誕生の善通寺近くには法然上人ゆかりのお寺があると教区報でぜひ紹介したいとの思いがあったからだ。

それと、坂出には尊敬するI住職の教専寺さんがあり、数年前庫裏会館を新築されたので、参考にさせてもらうために坊守と一緒に行くことになった。
庫裏の大広間は葬儀やご法事の会場にも使うそうで、明日の葬儀のためにたくさんの腰掛けが並べてあった。
3階建て500坪の勇壮な庫裏会館、とてもこんな立派なものは真似できないが、ご門徒教化のための工夫が随所に感じられる設計はおおいに勉強になった。

I住職とは久しぶりの再会、坊守さん共々歓待して下さり、地元の人御用達の道案内も看板も無い倉庫のような「うどん屋」さんで念願の讃岐うどんを食べることができた。

帰ってからネットで調べたらあった↓
http://www.e-sanuki.com/udon/shop/yamasitasakaide/index.html

私はこれだけで充分満足したが、そのあと高松シンボルタワーの30階で瀬戸内海を見下ろしながら料理の鉄人が経営するレストランに案内され、これまた、絶品のお料理に恐縮しながらも厚かましく、目もお腹も超満足させたもらった。

お腹は満腹、重たくなるまぶたを必死に持ち上げながら深夜には家に帰ってきた。
一日のお休みだったか走行距離850q、疲労を感じるほどの充実した楽しい一日だった。

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9月17日 (日)  飲酒運転はしない

今週は3連休、辛い週末である。
ご法事などの法要が目一杯の所に、葬儀ができこの2日間一日中時計を気にしながら、ホトホト疲れた。これに台風情報が気になる・・・・

そんな中、今日の夜七時から別院で岐阜教区サマースクール50年史の最終ゲラ校正の委員会開催メール、昼食抜きで何とかその時間までにお参りを終えた。

来月の3日は出版記念法座やパーティが予定されている、何とか間に合いそうである。編集委員長のN先生本当にお疲れさまでした。

今回は編集委員全員が揃ったため、分担は少なく午後10時半校正作業も終わり解散、N先生とwさんと一緒に近くでやっていた居酒屋で遅い夕食にありついた。
こんな事だろうと気遣いしてくれるWさんに載せてきてもらった。
居酒屋ではお姉さんから、このところ飲酒運転の取り締まりが厳しくなり、店はあがったりとのこと。
「お客さんたち、今日もやってるよ・・・大丈夫?」
と言われたが、呑むのは私だけ
「大丈夫!私は載せてきてもらっているから」
焼酎を飲みながら気持ちよくなって帰ってきた。

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