Diary 2007. 9
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9月12日 (水)  キッズサンガの息吹

本山では全国からアドバイザーさんが集まって、協議会が開かれた。
今年度からやっと正式に動き出したが、全国に散らばったアドバイザーさん、それぞれの教区できっちり仕事をしておいでる。

協議会や分科会での発言から、着実にキッズサンガが動き出した手応えを感じ、何とも気持ちが良い会議だ。
この調子でいけば必ずこの運動が広がっていくだろう。あと一息、もうひと頑張りしよう。

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9月10日 (月)  総代研修で長浜へ

今日は中川北組の総代研修に出かけた。
あさ今一つはっきりしない天気に気を揉みながら、午前7時半過ぎ本巣縦貫道を南下してくるバスに乗車した。
今回の目的地は滋賀県長浜市、高速を使わず9時半前には到着、まだ開店準備中の商店街をぞろぞろと歩き東本願寺長浜別院(大通寺)の山門をくぐった。
別院の担当職員さんから丁寧に大通寺の謂われや、伽藍の案内をしてもららい、総代さん方もその荘厳さに感心の声。
1時間ばかり長浜商店街の自由散策
「今日はお土産の買えるところには寄りませんよ!」
の、アナウンスで皆さんそれぞれお土産散策しながら、正午に黒壁スクエアー横の昼食会場に集合。私はお土産を買う気もないし20分前には昼食会場に入った、ところが既にそこには半分くらいの総代さんが退屈そうに待っておられた。
やはり、男性軍は見るより呑むがよろしいようだ。

昼食を済ませ、今回の主目的地、虎姫の五村別院に向かった。
予定より少し早く到着したので駐車場は充分な空きスペースがあり、バスも難なく乗り入れすることができた。

本堂に入り待つこと1時間、みるみる10間四面の下陣は参拝客で埋まっていく。満堂になった頃、正信偈(えらく早い)が勤められ、池田勇諦先生の法話が始まった。
お西とお東では聴聞の姿勢がこんなに違うのかと驚いた。会費制でお金を出し、飲物のサービスは全くなし、座布団や腰掛けの出し入れもすべて参加者の自己管理。
しかも、ほとんどの同行(お参りの人々)が、分厚い本典(教行信証)の本を開け、ページを繰りながらノートにメモをとり、その上カセットで録音している。
昼食で呑んだビールで心地よく睡魔に襲われながらの聴聞とはえらい差をつけられた感じだった。

だが、満堂の2〜3百人の同行だが、いっこうに念仏の声が聞こえてこない。たまに聞こえるのは我々の総代さんや住職方からだけである。
池田先生は前席は三心一心の解釈でえらく難しかったが、後席は『非合理なるが故にわれ信ず』と、板書され仏さまの世界を聞かせて下さり、思わず念仏がこぼれたが・・・・

休憩中に縁でタバコを吸っていると、地元の同行から
「あんたらはお西かね?お西の法話は死んでからの話しかしないそうだね」
と、さもお東は今生きていることを問題とした教団だと自慢げにチョッカイを掛けられた。

この辺りの認識が違うのだな、
「死んでからの事だけでは無いですよ、死を踏まえそこから今生きているということを考える法話をいつも聞いていますがね!」

張り合う気持ちはないが、今を問題にしておられるのに、何故、今、お念仏が声となって出ないのだろう・・・今回の研修では一つの疑問が残った。
私の目指す法座は、人智を越えた仏さまの慈悲に触れたとき、その働きが自然と声の仏「南無阿弥陀仏」と本堂に充満する姿に酔いしれたいと思いながら段取りをしているだけに・・・・
こんど、お東の方に会ったら尋ねてみよう。

ともかく、総代さん方は皆さん充実していたと喜んでもらえ、今回の企画も及第点がもらえヤレヤレだった。

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9月9日 (日)  仏壮会食会と涙

今日は仏教壮年会の会食会、お昼から役員が集まって下準備。午後6時に会員が集まって鮎やお肉のバーベQ、今年は北海道から送ってもらったジンギスカンもメニューに入り豪勢だった。
私と同じように会員も、羊肉のジンギスカンには先入観があったが、実際食べてみると柔らかくてとても美味しいのに感激していた。

ただ、会食が始まって30分、私は真正町浅木の蓮教寺さんのお通夜に向かった。
いつも報恩講のご講師で、その法話の中にも良く出てくる、双子の下の子が突然死、まだ3才で可愛い盛り、涙が溢れた。
この夫婦が結婚するときにお世話やきをして以来、ずっと子どもたちの成長を楽しみに見ていただけに、涙を堪えながら挨拶をするお婿さんと、泣き崩れそうになりながらも必死で堪えているお嫁さんを見ているのはなんとも辛かった。

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9月7日 (金)  中座退出

きのうに続き本山で会議の席に着く、午前中は仏教青年指導講師と合同で協議会。
参考blog↓
http://blog.goo.ne.jp/mhakusen/d/20070906
子どもから老人に至るまで、すべての世代のご門徒に仏さまの慈悲を感じながら生きてもらいたい、それをサポートしより良い環境を提供するのが、お寺でありいろんな教化団体であるはず。
短い時間ではあったが、仏教青年連盟と少年連盟何かしら連なって行けそうな手応えがあり、イイ感じだった。

午後からは組織拡充委員会に同席する予定だったが、相焼香(あいじょうこう:師匠寺)の前坊守様が逝去との知らせが入り、委員にエールだけ送って帰路に着いた。

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9月6日 (木)  本山でいろいろ

今朝は台風の進路を心配しながら京都に走った。
今年度3回目の少年連盟理事会、色々あった。
時間を見つけご門徒から頼まれたミニ仏壇をうけ、参拝部に平成2年から飾ってあったタイムカプセルの点検も理事皆でした。

このタイムカプセル玉手箱のような形をしているが、当時の設計図では御文章箱に似た和讃箱を巨大化するつもりで発注したのに、なぜかしら業者が玉手箱風にしてしまった。
平成10年4月3日の蓮如上人500回遠忌子ども大会で、全国の日曜学校の子どもたちが13年後の私へのメッセージを書いていた。開催日寸前に現物が運び込まれ、致し方なく玉手箱風で子どもたちに入れてもらった経緯がある。
それから足かけ10年月日の流れるのは早いものだ。
理事会ではこのタイムカプセルを平成23年の親鸞聖人七五〇回大遠忌の指導者大会で開封し、すでに青年になった子どもたちに返そう。
そのセレモニーの持ち方を検討するために、とりあえずどんな形で納められているのか確認をしようと、こっそりとフタを開け様子を見てみようとなった。
フタを開けても中から虫が這ってくることも、ましてや煙が立ちのぼることもなく、ひと安心。
この企画は日曜学校の子どもたちが青年になってもお寺との関わりを持ち続けてほしいという願いでできたもの、この手紙をそれぞれ書いた子に返却する企画、一ひねりも二ひねりもしなければ。

その辺りは次期執行部の仕事、かつての願いと現状をきっちり申し送らなければと考えた。

そんな思いに駆られつつ、今任期終了後の展望についても話し合われたが、私のお思いどおりにすっきりと進まないのが、なんとも口惜しい。
各理事さんはリップサービスで留任といわれるが、気力・体力・集中力は最初から無い、只なんとか1期だけワンポイントリリーフで引き受けたポジション、もう限界・・・
私より適任の人材がいっぱいある本願寺少年連盟、次代の舵取り役に上手にバトンタッチし、自らの終焉くらいはカッコ良くありたいとつくづく思った。


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9月5日 (水)  胆石が来た

今日のお昼、関のH野さんが来院。
岐阜教区報『念仏の声』秋号の親鸞聖人御旧跡巡りの原稿を仕上げるため、写真の選定と加工をするためにである。

事務所に入るなり、カバンからビニール袋を取り出し、
「コイツのために、ご迷惑をかけました」
と、アラレの破片のような物を見せてくれた。

胆石は黒色かと思っていたら、意外に白っぽく、もっとでかいと思っていたが、そうでもなかった。
本人曰わく、オシッコと一緒に出てしまえばなんてこと無いらしい。
米粒ほどのこんな物に、あれほど脂汗をかき苦しめられるとは、不思議な感じだった。

ともかく、痛いのは苦手、我が腎臓には絶対こういう物を製造しないように、言い聞かせたことだった。

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9月4日 (火)  若いパワー

9月に入りなぜか小忙しい。
法務員の鈴木くんが7月いっぱいで退職し実家に帰り、正尊寺は只今人手不足、今月からはまた通常通りのお定飯参りがあるだけに、スケジュールは目一杯。
そんな中、少年連盟の関係者から5時前にお迎えに行きましょうか?
と連絡が入り、「なんだった?」と尋ねると、
「今晩は教区サマースクールの会議と、慰労会ですよ」
まったく忘れていた、お参りにワープをかけ5時チョッと過ぎにお参りを済ませ別院へ走った。

今回の反省と、これからについて若いスタッフが熱く意見を交えている、岐阜教区の少年教化は安泰だなとその場に居合わすことのうれしさを感じた。

そして陽も暮れた頃には皆で柳ヶ瀬へ、よく食べよく飲み、元気がイイ。
2次会では、時折よく解らんカラオケも歌うが、お寺の未来やキッズサンガを熱くそれぞれが話している。
目的を持ち現場を抱える若者の情熱とパワーを中年の萎えそうな心にチョッと吸収させてもらった。

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9月3日 (月)  越後ご流罪

何故か家から遠く離れ朝を迎えるとそれだけで何となくウキウキする。
健康ランドで朝食を取り、北陸道を新潟に向けアクセルを踏む、富山平野を縦断する空き空きの直線道路は爽快だった。

県境を越えた峻険な親不知にさしかかった、H野さんから依頼された、親不知の風景写真を撮ろうと思ったが、測道のない高速道路上では危なくて一時停止もままならず、親不知ICで降りた。
しかし、高所から眺める俯瞰した撮影ポイントが見つからない。
しかたなく、町の観光課を訪れパンフレットに載っているような写真はどこからとったのか聞いて、国道8号線を往ったり来たりしながらなんとか、それらしい風景をゲット。もう少し青空だと◎なのにとも思ったが、雨が降っていないだけましだと言い聞かせた。

凪の日本海を眺めながら国道をゆっくり上越に向かい走る。途中、親鸞聖人が最後に船に乗られたという木浦の西性寺も寄った。
立派なお寺で、ご院さんから謂われも聞いたが、
「どうしてここまで歩いてこられ、後30qばかり船に乗られたんですか?」
と尋ねたら、
「そりゃ、親鸞聖人も親不知子不知の難所を越えお疲れになったんでしょ・・・」
と答えられた。
「はぁ〜」
それは無いだろう。きっと当時流罪の定めで何かしら決まりがあったはずだと思っているだけに、チョット拍子抜けだった。

気を取り直し海岸線を1時間ばかり居多ヶ浜到着。
見晴台の横に上越市が立てた看板があるが、書いてある文言が5年前とは変わっていた。現場に当たっておく大切さを感じつつ、依頼された「片葉のアシ」の写真を真剣に撮った。
写真を撮っている間にも次から次へと観光バスが来て、式章をかけたご門徒さんがウロウロされる。
九州小倉の永?寺の団参は元気が良かった、ゆうべはうなずき温泉、城端の風の盆も見てきたそうだ、そして今日は親鸞聖人ご流罪ウォークラリー頭が下がった。

今は居多ヶ浜・五智国分寺・国府別院などを巡るスタンプラリーが準備されているだけに、何処も前回来たときと多少雰囲気が変わっていた。
国府のあとは越後高田にある浄興寺へ参った、10年近く素屋根に覆われ修復中だったので本堂へ上がったことが無かったが、今回は初めて本堂に上がった、立派である。
下陣の結界の内にはベーゼンドルファーが2台置いてある、お内陣の荘厳も見事だが、コンサートホール用のこのピアノも圧巻だった。
なんでも、コンサート会場に本堂を開放されているらしい、御旧跡由緒寺こういう生き方もあるのだなと、妙に納得。

最後に今回の一番の目的、恵心尼様の廟所へ向かった。
話には聞いていたがあまりの変貌ぶりで目を疑った。かつては田んぼ道を探しながら行ったものだが、至る所に建設省の看板で指示があり、バスの30台は余裕で駐められそうな大駐車場、睡蓮のように池に浮かぶ大きなミュージアムが建っている。
たまたま休館日で中には入れなかったが、レストランまでありそうだった。休館で誰も居ない分カメラを持ってあちこち入ったり登ったり、余分な人物も入らず自由に写真を撮らせてもらった。

いちおう、頼まれた写真はすべてゲットし、長野回りでボチボチ帰ってきた。
24時間で800q13時間程の運転、多少は疲れたが800年前の親鸞様ご流罪に心をはせ、精神的に超リフレッシュできた。

途中、H野さんから携帯に雛あられのような石が出てきたとの連絡、こちらに来る前に石が動き出して本当に良かったと思った。

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9月2日 (日)  結局ひとりで

8月後半に予定をしていた、親鸞聖人越後ご流罪の取材に行くことになった。
担当のH野さんとWさんと3人で日曜の夜法事やお参りが終わってから出発する段取りだったが、まずはWさんが葬儀ができリタイア。

では2人でと、6時半頃に関のH野さんのお寺へお迎えに参上。だが、誰もいない。
待つこと小半時、布袍も脱ぎ捨てはだけた白衣姿で、脂汗をかきながらH野さんがお参りから帰ってきた。
帰ってくるなり「病院まで送って・・・・」
腹部が相当痛いらしい、中濃病院の救急診療へ送っていくことに。
尿道結石らしい、冗談を言っても反応がない、相当苦しいようだった。病院で受付をし診察してもらっている頃に、やっと坊守さんが帰宅され連絡がつき保険証を持って駆けつけてこられた。

とても一緒に新潟に行くどころの話ではない、チョット悩んだが、明日のお休みから後には一日空けられる日は何時になるか解らない。とりあえず教区報『念仏の声』秋号の編集に支障をきたしてもまずいと思い、結局ひとりで日本海を目指した。

深夜富山県まで進み、高岡にある健康ランドに入り仮眠をとった。
健康ランドで風呂につかり、ちょいっと一杯引っかけても、話し相手がいないのはなんとも侘びしいことだった。

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9月1日 (土)  年季あけ

ここ数日、車の運転には注意をはらっていた。
やれやれ、おかげで無事年季があけた。

今日法事参りの途中、時短できる道を走ったら、信号機が出来ていた。
モレラ渋滞の迂回路で春に開通した新しい道、旧道との交差点だ。
新しい道は2車線の真っ直ぐな快適なバイパス、かたや旧道は大型の対向車が来ると徐行をしなければならない道だが、国道の抜け道として知る人ぞ知るショートカットの道。
ぜったいこの交差点は危ないなと思っていたら、7月には死亡事故が起こった。それでやっとひと月足らずの間に信号が出来たようだ。

今日、事故公告の盾刊の立てられた交差点で信号待ちをしながら、どうして道路を整備したその時、事故の起こる前に信号機を付けないのだろうか?
なんとも複雑間思いがした、特に去年の同日、どう考えても納得のいかない一旦停止で切符を切られているだけに・・・・
http://shosonji.sakura.ne.jp/diary.cgi?mode=popup&y=2006&m=9&d=2

事故の起こり得ない夜中に取り締まるより、死者が出る前に最善の策を講ずるほうが先決だと思うが。
夜陰にパトカーを隠すよりも、実際に管轄の道路を走り、危険箇所を事前に点検し安全対策をするのが、本来の公僕のなすべき事ではないだろうか。
ヒョッとすると私の罰金が信号機の電球玉にでもなっているのだろうか?
と、勘ぐったりしながら、行政について考えた。

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