12月18日 (木) 忘年会
きょうは20年以上続く私的勉強会の鸞学塾(らんがくじゅく)の忘年会、楽しく酔っぱらった。
1年1回の御旧跡旅行くらいしか活動をしていないが、若い仲間も自然と増えているこの集まり、皆それぞれに浄土真宗のお坊さんとして志を持ち、お取越の忙しい中こうして毎年集まって来る。 歯に衣着せない本音の付き合いができる楽しい会である。
近年は毎年、岐阜市の元禄庵(正尊寺の門徒の割烹居酒屋)にお世話になり、プリン体を気にしつつカニ鍋で盛り上がった。 http://www.gifu-e.net/genrokuan/
あと10日ばかり、お取越終了ののゴールが見えてきただけに、ちょっとハメもはずし酔っぱらった。
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12月14日 (日) グッド・タイミング
きょうは午前中、岐阜市南の鶉でご法事に参った。帰りがけいつものように国道に出ようとするとお巡りさんが立っている、慌ててシートベルトを締めた。
なんの取り締まりだろう・・・・?
国道に出て暫く進と、普段誰も通らない歩道に揃いのジャージを着た人が幟を立ていっぱい並んでいる。 ワコール・ホクレン・スズキなどいろいろなカラー幟、きょうは実業団駅伝の日のようだ。
うちに帰り、お昼を食べながらTVを付けると、さっき通った辺りが写っている、危ないところだった。
駅伝やマラソンに巻き込まれると、すべての信号はランナー中心、2〜30分信号が変わらず立ち往生したこともあった。
ぎりぎりのタイミングで帰ってこられたようだった。 と、のんきにTVを見ながら、必死に走るランナーの姿は感動する。 だが、6人一組、好不調もあるだろう、チーム全体の勝敗が掛かっている、自分の持ち場は誰にも変わってもらえない、思い重圧を感じながら走らなければならない、辛いスポーツだ。
と、感心しつつ、この争いに巻き込まれず良かったと安堵している自分に、ちょっと恥ずかしくも思ったことだった。
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12月12日 (金) まずはひと安心
今日はうれしい報告があります。
先般、受験した龍谷大学から合格通知が届きました。 http://shosonji.sakura.ne.jp/diary.cgi?mode=popup&y=2008&m=11&d=30
『伝道者推薦』というお坊さん特別枠の推薦入試は合格通知が来ず落っこちたようだが、なんとか一般推薦枠に引っかかってくれたようだ。 入口はどうあれひと安心、家族皆で喜んだことだった。
京都の龍谷大学(りゅうこく)は私も父もここで親鸞聖人の教学をかじった。勉強はしなかったが、この大学の仏教学科には同じようなお寺の跡取りが全国から集まり、良き友がたくさんでき、卒業後もその仲間と刺激しあって、なんとか今住職としてやってこれている。
息子にもこの大学できっちり真宗の教学を学びつつ、良き師・良き友に出合って欲しいと願うばかりだ。
ともあれ、これで暫くは息子がテレビやゲームの前に座り込んでいても、目を三角にせずに済むのがありがたい。
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12月4日 (木) 第7回建築委員会
きょうは7回目の建築委員会が開かれた。 設計士も決まりいよいよ実際の平面図の検討になったが、様々な角度から意見が出されいよいよ具体的になってきた。
となると・・・予算とのかね合いが大きな議論となった。委員さんの多くは建築に関し蘊蓄のある方々ばかり、3年前見切り発車でスタートした総予算に不安を感じておられるようだ。
設計士に予算書を見せ、この状況も頭に入れて図面を検討するようにと、厳しく指摘する委員さんもおられる、辛いところである。
前進はしたものの、これから先を考えると頭が痛いことだ。
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12月1日 (月) 立会演説会で思った
きょうは別院で今週末行われる宗会議員選挙の立会演説会があった。 お取越参りにワープをかけて午後7時ギリギリに会場の香光殿に入った。 場内は撮影禁止とのこと、その現場をお見せできないのが残念だが。 6・70人分くらい並べた腰掛けはがら空き、10名ほどの聴衆である。岐阜教区の僧侶有権者は800名以上、本願寺の行く末を託する教区代表を選ぶ大切な選挙なだけに、いかにも寂しく感じた。
今回の選挙は現職のTさんと新人のSさんの一騎打ち。双方の演説を真剣に聞いた。
最初の演説は現職のTさん、現職であるからであろうか、本山から出されている機関誌「宗報」や本願寺新報にに出ている政策の要約、岐阜教区の状況や要望が何処に反映されているのかは皆目分からなかった。 だが、現職は本山を担いでいるという自負のようなものは感じられた。 持ち時間30分のはずだが、12分で演説終了・・・ちょっとガッカリだった。
今回の宗会議委員選挙は任期半ばにして解散総選挙。 風聞では、前年度の決算報告の承認で議会が二つに割れ、決算が不承認され執行部が解散を余儀なくされたと聞いている。 今回の立会演説会では時間も充分あるし、そこらあたりの顛末と、その議会に岐阜教区の代表としてどの立場で採決に臨まれたのか、そこらあたりも聞かせてもらえると思っていただけに、非常に残念に思った。
一方新人のSさんは、宗会議員選挙はすべての僧侶が宗制に関わる一票を投じられる唯一の機会。 年末のご院さん方がお取越や報恩講で忙し時期故に、無投票の可能性を感じ出馬を決意したと、自らの心境を述べられた。 そして、自らのお寺を取り巻く環境と、浄土真宗のみ教えが衰退していくのではないかと将来への不安を訴えておられた。一人のスタッフも頼まず孤軍奮闘しておられる姿に頭が下がり、後援会を組織し教区の重鎮方に囲まれた現職にはない清々しさを感じた。
Sさんのせつなる訴えを聞きながら、少年教化の礎を築かれた時代を思い起こし、自分自身この先生に影響されここ二十数年歩んできたんだなと、感慨にもふけった。
寒い香光殿だったが、立会演説会に参加して良かったとつくづく思った。
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