11月30日 (日) 新発意受験
昨日きょうと二日間、息子の大学受験である。 お寺の新発意らしく、京都の龍谷大学真宗学科のみの推薦試験。 本人談 「まあまあ出来たかな (^_^)v 」
かつてある先生のご法話で、学校の試験でも「だいたい出来た・・・」は案外出来てない。「あそことあそこの問題が出来なかった・・・」と、ちゃんと解らなかったところを憶えている位だと、結構出来ている。 と、法話の内容の理解度について譬えられたことを思い出した。
一抹の不安を覚えるところであるが、泣いても笑っても、12月半ばには結果が出ることである。
ともあれ、本人には 「龍谷大学が滑っても、中央仏教学院という全寮制の専門学校があるから、二年間頭を丸めそこで修行に励めば良いと」引導は渡してある。
今のところは、寄り道をせず新発意(しんぼち:お寺の跡継ぎ)として進もうとしていることは、住職として気が休まるところでもある。
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11月28日 (金) 相焼香
本願寺では(この辺だけかな?)それぞれのお寺に相焼香(あいじょうこう)と呼ばれる、二ヶ寺がひと組になっていて、お葬式や法事などの場合それぞれの導師となっておつとめをしあう。 正尊寺の場合、本巣市小柿の福乗寺は相焼香で「お師匠寺」と呼んでいる。
きょうはそのお師匠寺さんから、娘さんがご養子を貰う結婚式が来月13日の行われるので、その司婚(しこん)の打合せに来て欲しいと連絡があり、お取越の合間に伺った。
定刻に伺いお座敷で待っていると丸一組のJ明寺N和住職とS蓮寺K村住職が揃っておいでになり段取り会議となった。 N和さんとk村さんのお二人は会行事で、この度の儀式のディレクター、私は言われるままに動くだけ。
だが、イベント好きの性分としてはいささか物足りない・・・丸一組のカラーなんだろうけれど、お寺で寺族が仏前結婚式を挙げるからには、参列者は元より、ギャラリーになるであろうご門徒衆に仏前で婚儀をする良さを、いかにアピールする演出をするか、あまり考えられないようだ。
しかも、若い娘さんの希望か、媒酌人は無しとのこと・・・・お寺の後継住職となる婿養子さんをいただかれるのに、一抹の寂しさを感じた。 チョッとは物申そうかとも思ったが、立派なご親戚も有ることだしそこで決まったことだろう、余分な口は挟まず組内のディレクターの指示に従おうと決めた。 二時間弱思ったより時間がかかり、慌てて玄関を辞すと、境内の経堂ではまだ古い書物の搬入作業が続いていた。
経堂を修復されたとのことで、一時待避していた書物を収めておられるとのこと。数代前に学者のでられたお寺だけに、江戸時代の和綴本が山のようにあるようだ。
その和綴じ本を見ながら、歴史と伝統を大事にするのもお寺の使命のように感じつつ、合理と簡素化しつつある結婚式考えさせられたが、若い夫婦の出発となる結婚式の司婚、当人にもお寺にも最上のご縁になるようにできるかぎり頑張ろうと思いながら夕暮れのお参りに向かった。
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11月26日 (水) その道のネットワーク
きょうもカメラバッグをぶら下げた訪問者があった。 用件を尋ねると、静岡県磐田市から来られた、K藤といわれ、本堂の欄間を見せて欲しいとのことだった。 本堂に案内すると喜々として写真を撮られ蘊蓄を語られる、頂いた名刺には 『屋台・山車・曳山・寺社彫刻研究 信州・立川和四郎建築彫刻研究』 と、肩書きがあるが、世の中いろいろな方がおいでると感心しつつ。
この辺りの真宗寺院で濃尾震災の被害を免れた本堂は、江戸中末期の物がほとんど、訪ねて歩かれれば同じような彫り物はあるかも知れませんよ! アドバイスし、ご随意に写真を撮っていってくださいと、言いながらお参りに出かけた。
先週来られた名古屋の水野先生から情報が入り、早速の訪問・・・その道のネットワークとその行動力に脱帽したことだった。
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11月25日 (火) 2ヶ月ぶりの奈良
きょうは奈良の三木先生勉強会に行った。 先月は建築委員会でお休み、2ヶ月ぶりなったが、本堂に到着するなり。 「きょうは杉山くんに調声をしてもらおうと思っていた、いいとこに着た・・・」 『教行信証』蔵版本の漢文を述べ書きで読むが、返り点やふりがながサッパリ読めんようになっている、老眼が相当進んでいるようだ。
本典信巻末(ほんでん しんかん まつ)、三心一心の結句、大江和上の解説から信心の要、しっかり聞かせてもらった。 だが、何となく久し振りに勉強した気になって、岐阜組5人帰り道、城陽市のお好み焼き屋で遅い夕食と歓談し、すっかり難しい話は忘れてしまったようだ。
今回は慌ただしく出発したのでカメラを忘れた、携帯で写真を撮ってみた。 ともあれ、お取越に追われる日々の中、良い刺激を受け帰ってきた。
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11月17日 (月) 理容組合の追悼法要
早朝から本巣地区理容業組合の役員さんが集まってこられた。 会場のセッティングや座席表、茶湯接待の準備にマイクテストなど、礼服に黒ネクタイで頑張っておいでる。 午前10時から、西濃地区理容協議会の3年に1度の追悼法要、国会議員や県会議員の先生、県連の会長さんなど来賓も集まってこられ、役員さんの気合いの入れように妙に納得した。
先日書いた法名軸を余間に掛けお勤め。 http://shosonji.sakura.ne.jp/diary.cgi?mode=popup&y=2008&m=11&d=7
お勤め中7・80名の方が法名軸前で焼香され、そのあと40分ほどの法話をした。
担当役員の方のご意向に添えたかどうかは分からないが、こうして同業組合員の物故者の法名軸をこしらえ、3年に1度きちっと荘厳し法要を営まれる、有り難いことだなあとつくづく感じ入った。
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