Diary 2004. 6
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6月29日 (火)  坊守帰還

今日やっと坊守が帰ってきました。
教師教習の為に京都に行って10日間、やれやれです。
教師教修というのは、得度をした中でも住職になれる資格を持つ僧侶になる為の研修です。
何もこの時期にと思っていたのですが、中央仏教学院の通信教育で3年間かかり教師教修を受ける資格を取っていたのですが、その賞味期間が5年という事で今受けないと、失効してしまうというので受ける事になったのです。
教修中は京都の西山別院に缶詰め、外部との連絡は一切取れず、浦島太郎のようだったようです。
21日の台風の話も、そんなに大変だったの?とまったく情報はなかったようで、噛で含めて私の難儀をした事を話してやりました。
ともあれ、これで今までの日常が戻ってきました。何をするわけでもありませんでしたが、母親の役もすることは結構大変だと実感した10日間でした。
それに、これで坊守もいつでも住職になれます、私がいつ倒れても正尊寺は何とかなるという事で、多少の無理は気にならなくなりました。


6月25日 (金)  うれしい報告

今日、ポストの中に先日の真宗講座ご講師浅井先生からのお手紙が届いていました。
その中で、台風吹き荒れる嵐の中でお参り下さった方々へのねぎらいの言葉と共に、来年又ご出講してくださる旨の事が書いてありました。
ご法話の後、今回のご縁を楽しみにしていた多くのご門徒が、台風のために集まることができず、住職としては何ともやりきれない思いであること、どうしても先生のお話を早い時期に門徒みんなでお聞きしたいと来年以降の真宗講座日程表をお渡ししました。
嬉しいことに、来年7月14日にご出講頂ける事になりました。
来年度の真宗講座も素晴らしい先生方に来て頂けます、超ご多忙な先生方にご出講頂くのです、住職の目標1回の参加者400名に少しでも近づけるよう強力に勧誘します、覚悟しておいてください。


6月24日 (木)  少年連盟合同委員会

昨日今日と2日間、本山少年連盟合同委員会がありました。
少年連盟には理事会と6部門の専門委員会があり、北海道から鹿児島まで60名ほどの委員がいます。今回は新執行部になっての最初と言うことで、すべての委員会が一同に会し、これから4年間の任期いかに青少年の教化活動を展開していくかが話し合われました。
本願寺の中の青少年関係ではスペシャリストが集う委員会で、その全体を統括していく理事長としての初会合、正直、荷が重く疲れました。
これを4年間もするかと思うと、寿命は縮まるなと実感しました。
前理事長の香川の今里先生は8年間、ほんとにご苦労されたのだなと、しみじみと思ったことでした。

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6月21日 (月)  大変な一日

最大瞬間風速32m、まさに真宗講座が始まろうとする時、本堂が唸りました。
当初、本堂正面の半分だけは唐戸(雨戸)を閉めず始めましたが、お勤めが終わった瞬間、本堂の扉をすべてロックアップしました。
強烈な東風、本堂・玄関・庫裏どの入り口にも強烈な風、ご講師の浅井先生からは新幹線が止まったまま立ち往生の連絡、庫裏は至る所から洪水のような雨漏り、完全にパニックでした。
そんな中、一人二人とお聴聞のために来られるのです。
庫裏の裏口から入ってもらい、書院を通り本堂へ、いつの間にか40名を超える方々が集まってこられました。
どうしよう、先生は新幹線の中に缶詰め、当初はきっと誰も来ないから先生からマンツウマンでお話を聞こうと思っていたのに、皆で過去分のビデオ見ながら、一時を過ごしました。
そんな中「羽島駅まで着きました、タクシーで今、向かいます」との連絡、せめて一席なりとも先生の御法話を聞いてもらいた、急遽おにぎりを手配し、嵐の中でのお聴聞となりました。
こんなご法座は一生のうちにもまれなことでしょう、「後生の一大事」と嵐の日にもお参り下さったご門徒に、住職として涙が出る思いがしました。

その模様のアルバム↓
http://www.shosonji.or.jp/new/04-6kouza/15kouza.html


6月20日 (日)  不安

台風が来そうです。
明日は真宗講座、嵐の中での御法座になるかも?
日曜学校が終わり明日のセッティングに悩んでいます。いつものように縁にカーペットを敷いてイスを並べることは無理、反対に防風用の鉄パイプの準備に追われています。
本堂の中に目一杯イスを並べることにしました。
せっかく浅井先生に来て頂くのです、嵐の中でも皆さんお聴聞に来てください。
それと、今日から10日間坊守がいません。
ご本山の教師教修に今朝送っていきました、よりにもよってそんな時に台風が来るとは、しかも今度の台風はでかそうです。
弱ってしましまいます。


6月18日 (金)  東京築地別院

昨日今日と2日間、東京の築地別院で開催されていた第1ブロック少年連盟指導者研修会に出席しました。
少年連盟理事長として初仕事、今までなら杉山さんと呼ばれていたのにいきなり「理事長・・理事長」と呼ばれ自分のことのようには感じずお尻がこそばいい2日間でした。
第1ブロックは北海道から静岡までの範囲で、面積と人口の割には浄土真宗のお寺は少なく、岐阜のように周りはほとんど真宗門徒という風土とは違い教化活動の難しさを思い知らされました。
けれど、この研修会に出席されていた方々からは熱い思いが伝わり、私も元気を頂きました。
それに、10年ほど前、正尊寺のお取越参りをお手伝いをしてくれた仙台の足利くんが東北教区の委員長として参加していました。研修の合間に私の子供の話や、当時の正尊寺日曜学校の思い出話に花が咲き、懐かしく思い出されたことでした。

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6月13日 (日)  旅行ボケ

週末のこの2日間何ともすきっとしません。まだ頭が車に揺られているようで、いけません。
とは言うものの昨日は朝から日曜学校、今晩は仏教壮年会の定例会と日中の法事とでぐったりしています。
仏壮の定例会では『お正信偈』の「重誓名声聞十方」についてお話ししました、必ず救うぞとお念仏になり、こちらからお願いする前にいたり届いていること、分かってもらえたかな?
来月の研修旅行は20名くらい参加されるようです。行く先の越後七不思議の説明しながら、これらの不思議や奇蹟は親鸞聖人からこの教えを聞いた方々が、その喜びをこんな形で伝えられたのだろう、来月には皆でその場に一緒に立ちましょう
と話したことでした。

※wash-r、佐々木さん掲示板書き込みありがとうございました。
来週は、京都のご本山と東京の築地別院へ早速で出かけねばなりません、考えるだけで気が重くなります。が、受けた以上は精一杯ご奉仕したいと思います。
また、色々ご助言おねがいします。


6月11日 (金)  御旧跡めぐり

9日夕方から四国の御旧跡巡りに行ってきました。
毎年この時期、近くのご院さん方と全国にある浄土真宗に関係のある御旧跡を回っています。
今年は四国讃岐の庄松(しょうま)さんの関係した所と、親鸞聖人のお師匠様である元祖法然上人の御旧跡を6月8日から3泊5日で回ろうと意気込んだのですが、私は少年連盟の評議委員会や正善寺様の葬儀などで、一日遅れて飛行機で皆の後を追い、松山で合流しました。
そんなことで讃岐の庄松同行のお墓やお寺はお参りすることが出来ませんでしたが、ワゴン車1台ちょっと太めのご院さんばかり7名が窮屈そうに乗り、松山、高知、徳島、香川と浄土真宗に関係のあるお寺を回りました。
四国は思ったより広大で時間が足らず、しかも11日には台風の接近で大雨、しかも風が強いと瀬戸大橋は通行止めになると聞き、法然上人ゆかりのお寺数ヶ寺が回れず日のある内に本四架橋を渡り、午後12時前には帰ってきました。
けれど、讃岐うどんと土佐の鰹のタタキは抜かりなくしっかりと食べて来ました。
写真は丸亀にある塩谷別院です。250年ほど前に立てられた大きく立派な本堂で、30年の月日を擁して建てられ、その間門徒の人達は正月の餅つきもせず倹約して完成したと言う話を聞き、うどんをお腹いっぱい食べてからの参拝に申し訳なく思うことでした。

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6月8日 (火)  おわびとお願い

この3日間というのは会議に次ぐ会議でめまぐるしく動いていました。
6日の夕方から深夜まで別院で、今年度施行される全寺院サマースクール実施計画の具体案作り。
7日は午後からまた別院で基幹運動研修委員会、それが終わって教区報「念仏の声」編集会議。その間に通夜お葬式が2ヶ所有り声が出なくなってしましました。
そして今日は本山で少年連盟の評議委員会。
しかも、ここでは任期満了に伴う新執行部の選出で、少年連盟の理事長を仰せつかってしまいました。
理事長というのは全国1700有る単位の連盟執行責任者で、私には荷が重すぎ、物理的にも今までの数倍はご本山や全国に出向せねば成らず無理であると固辞しましたが、私の意志とは無関係に選出されてしまいました。
実際、弱っています。
しかも、糸貫見延の正善寺様のご住職が亡くなられ、そのお通夜葬儀のため会議半ばで帰らなくては成らず、パニック状態での一日でした。

ご門徒の皆様には、これから4年間頻繁に会議や全国への出向のため、多大のご迷惑大かけすることだろうと思うと胸が痛みますが、ほとけの子どもを育てる一端を担っているとご理解を頂き、お許し頂きますよう伏してお願い申しあげます。

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6月3日 (木)  組の住職会

今日は午後7時から組長さんのお寺で住職会がありました。
今年度行事の詳細についての打ち合わせや、護持口数について3時間ばかり話し合われました。
研修会の役割分担なども皆さん快く引き受けて下さり、今年度の組行事は一段と充実できます。特に7月17日の福祉同朋研修では作家の青木新門先生を招き、正尊寺本堂に300名以上の参加者を目標に進めよう、という組長さんの意気込みが伝わったように思いました。
護持口数の変更についても様々な意見が出ましたが、最終的にはそれぞれのお寺の意見を摺り合わせ円満解決しました。
ただ、15ヶ寺中14ヶ寺の住職が時間を工面し出席されましたが、1ヶ寺の住職だけがサボられ残念なことでした。


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